悩みの原因を生み出しているのは、無意識のうちに抱いている「理想像」である
『世界中の億万長者がたどりつく「心」の授業』
Nami Barden (著), 河合 克仁 (著)
「美しい心の状態でいきていく」
この本では、様々な出来事で日々悩める人たちが、本質となる原因に気づき自分で解決・心をコントロールできる思考法について書いてあります。
私自身も、思い込みでマイナス思考の渦に呑みこまれていた際に、「自己中心的な考え方」に固執してしまい、視野が狭くなっていたのを本を読んで沢山気づかされ、冷静になって他者目線で物事を考えることの重要さを実感しました。
興味がある方・現在悩まれている方に是非読んで欲しい!知っていて欲しい!私個人的な『おすすめポイント』をご紹介します。
苦境の状態にいるとき、私たちはすべてのことを「自己中心」でしか考えられなくなる
自分自身心に余裕がないとき、自分にではなく「人のせいにしたくなったり、八つ当たりっぽく」接してしまいませんか?
それは、自己中心的の意識(アイコンシャス I Conscious)がネガティブ感情を生み出してしまうのが原因です。
例えば、「私の夢」「私のもの」「私はあなたのパートナーです」「私は〇〇という病気です」というように、執着やレッテルを貼ってしまうと自然と「どうして私ばかりこんな目にあうのか?」と劣等感を抱きやすくネガティブな感情が生まれやすくなってしまいます。
苦悩の本質は、無意識のうちに抱いている「理想像」である
無意識に心のうちでは、「自分はこういう人である」・「自分はこういう人と思われたい」など、理想を描きがちで、実際こんな人になりたいという願望に現実が追いついていないと、その差のギャップで悩みが生まれます。なので、「理想像」への過度の執着は手放すことは大事です。
「今」ではなく、「過去」や「未来」に意識がいっている割合が、多い人ほど幸福度の割合が減少する
最近ではよく今に意識を向けて、目の前のことに一生懸命に取り組み、今をいきることが大切。という言葉をよく耳にしませんか?それが、わかりやすい実体験した覚えがあるのは、そう「小さい子ども時代」です。今みたいに将来のことを考えては、悩む毎日ではなく。その日その日を一生懸命楽しみ生きているような感覚です。
そして「今」ではなく、「過去」や「未来」に意識がいっている割合が多い人ほど、幸福度の割合が減少するのだそうです。まだ、起こり得ない不安に、心を支配されるより、今を楽しむ心構えが大切です。
悩みの本質は外側にはない
悩みやモヤモヤするとき、ストレス発散をしますよね。一時的な苦悩から解放されますが、元に戻ると現実でまた悩んでしまいますよね。これは私個人の考え方ですが、ストレス発散は、良いことだと思います。
ただ、闇雲にストレス発散するのではなく、例えばスポーツ後、汗をかき気分がすっきりしポジティブになり考え方も変わります。友達に話を聞いてもらうという発散方法、誰でも言い訳ではなくこの人と話すといつも元気になるという人に話を聞いてもらうのがいいです。
旅行の気分転換でも、終わりが見えてくると日常のことを考え始めてしまいますよね。結局は、悩みの解決は心の考え方なのです。
その原因を、調べるための方法をご紹介します。
【自分がどんな悩みの状態にいるのかに気づく方法】
1、最近心が曇ったネガティブになった瞬間は?目を閉じて背筋を伸ばし考えます。
2、頭の中で駆け巡る心の声を最低15個挙げる。
3、ステップ2で挙げた心の声のうち、どのくらいの割合が自己中心の意識なのか確認。言葉にした瞬間、「あ、これか!」と腑に落ちればそれがあなたの理想像です。
4、ステップ3で自分の心の声に気づいたら、美しい心の状態で、自分が本当にすべきことは何かを考えます。
優しい美しい心の状態で、考えることによって思考がクリアになり物事が見極められるようになり、人と心の繋がりを感じることが出来ます。
すべては、「起きた出来事をどう捉えたか」が重要、自己中心な考えや、理想像への執着心を気づくことが大事なのです。
もし、この本に興味が湧いた方は是非読んでみてください。まだまだ沢山ためになるお話が書かれています。
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