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30秒でわかるコーチング:目標達成の鍵はブレてもOK?ICFのコアコンから読み解く深い合意とは

今年最後の29(にく)の日、いかがお過ごしでしたか? 私は美味しくお肉をいただきました。最近は豚肉がお気に入りです。

食材の下処理は、臭みをなくしたり、味を染み込みやすくしたりと、料理の出来栄えを大きく左右しますよね。実はこれ、コーチングにも通じる部分があると思うのです。

というわけで、今日のコアコンをみていきましょう。なんと3-8まできましたよ。まだ先はたくさんありますいけどね(笑)

今日のコアコンはこちら。

Partners with the client to define or reconfirm measures of success for what the client wants to accomplish in the coaching engagement or individual session (クライアントとパートナー関係を築き、達成したい成功の尺度が、コーチング全体に対してか、あるいは、個々のセッションに対してかを、特定または再確認している)

プロコーチの能力水準 – ICF Japan Chapter | 一般社団法人国際コーチング連盟 日本支部

Partner withが続きますねー。

このセクションは、コーチとクライアント間の合意の確立と維持をテーマとしており、「共に歩む」という関係性を重視していることが伺えます。コアコンピテンシーは、職業としてのコーチングの明確なガイドラインを設けるために策定されたと聞いています。カウンセリングやヒーリングなど、対話を通じて心に触れる他の手法との違いを明確にすることで、コーチングを受ける側の権利を確立しようという意図も込められているのでしょう。

さて、本題です。この条項は、「何を成功とするか」をセッションごと、またはコーチング全体を通してどのように定義するかを、コーチとクライアントが合意しておくことの重要性を説いています。

これは読めば確かにそうだよな、なんですが実際にやろうとするとなかなか苦労することもであるなぁと思うわけです。

一つは、自分のゴールを明確に言語化できる人が少ないことです。コーチングを学んでいる皆さんであればある程度感覚的に理解できると思いますが、コーチング未経験の方にとって、自己開示や言語化は慣れないプロセスです。そのため、すぐにゴール、つまり「成功」を定義できないケースも少なくありません。

例えば、クライアントが「自信を持ってプレゼンできるようになりたい」と話した場合、コーチは「聴衆の反応を見ながら話せる」「質問に落ち着いて答えられる」など、具体的な行動レベルで成功を定義していくサポートが求められます。

もう一つは、成功やゴールは変化しうるということです。当初Aを目指していたとしても、その後の状況の変化によってBを求めるようになることもあります。明確にBに切り替えられれば問題ありませんが、Aに固執してしまうと、心がBを向いているのに言葉ではAを語る、といった状態になりかねません。

このような変化は自然なことであり、コーチは定期的な見直しセッションなどを通して、クライアントの状況を丁寧に確認していく必要があります。変化が生じた場合は、改めて目標設定を行い、クライアントの意向に沿ってコーチングを進めていくことが求められます。

プロのコーチは、このようなクライアントの機微を的確に捉え、常に寄り添い、共に歩もうとする姿勢が大切です。この条項からは、そのようなコーチの胆力が求められていることが読み取れます。

この毎日、ICFが提唱するコアコンピュテンシーを読み進めていくのも、コーチとしてのレベルアップを目指すための下ごしらえだと捉えています。

なので、じっくり丁寧に。
そんな風におもうわけです。

今回のコアコンピテンシーを通して、
コーチとしてどのような視点を得ましたか?

今日の問い

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なみはら
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