【更年期のおとしごろ】マシマシのイライラ
良くも悪くも感情が表に出やすい性格ではある。
でも基本的にはわりとノンビリした性格で、むしろ周りの友人たちからは『今の怒るとこだよ!なぜ怒らない?!』とか『優し過ぎるんだよ』と言われてきた。
が、そのワタシが4~5年前からカチンと来たり、ムッとしたりする頻度が高くなってきた。以前のワタシなら、大して気にも留めなかったことでも
『あぁ゛~っ!もう!』と声に顔に出してしまう。
例えば、前を歩く人の足取りがノロノログズグズで、追い越したくて『すみません』と言っているのに道を空けてくれない時。
以前は根気よく『すみません~』と気づくまで言っていたはずなのが、最近は2回目で『すみません』の語気がかなり強め。顔は不機嫌全開。
もうね、ホントに自分でびっくりするくらいイライラしているし、する。
仕事でも『仏の〇〇さん(←ワタシ)』と呼ばれていたのはどこへやら、何かあれば『やんのか?!なんや!』くらいのスイッチが入る。困ったものだ。
よくテレビなどでも男性や若い女性が、イライラの激しい中年女性に向かって『更年期じゃない?』とヒソヒソクスクス陰口をたたくシーンがあったけども、まぁホントにイライラするんだねぇ。
ただ、ワタシとしてはイライラしても、あくまでエゴによる理不尽な怒りは出さないようにと、そこはコントロールしている。怒るほどのことでもないことや、全く怒るポイントではないことなど。怒りの地雷は人それぞれだとしても常識の範囲で、やたらと怒らないようには気をつけている。
それは、やはり子供の頃に母から受けた言葉や体罰が影響しているんだろうな。
比較的高齢出産だった母は、今思えばワタシが小学生の当時更年期だった。もともとコミュニケーション力もあまり高くない人なので、社宅住まいのストレスもあったのだろうが、【躾(しつけ)】という体(てい)のいい言い訳を振りかざしては、ワタシを罵り、手を挙げ、やりたい放題だった。
『自分はああはなりたくない。絶対に』
だから、どんなに今イライラしていても、どこかで冷静に自分を客観視するようにはしている。怒っていい状況かどうかは見極める。
見極めて、怒っていい状況であれば怒るが、いやいや怒るほどのことではないぞという時、それでもチリ積ものイライラが溜まればそれも精神衛生上よろしくないので、家に帰って部屋で、もしくは一人カラオケボックスなどで『イライラするなーっ!!もうっ!!』と声に出してみることにしている。
なんなら具体的に表に出さなかったけどイライラしている内容を、ぶわぁ~っと話倒してみたりもする。
イライラしてないよとか、イライラしないようにとか自分を制するよりも、うん今自分イライラしてる、こんな事にイライラしてるよね、ってことを声に出して言うことで受け入れ、よしよしさっきはよく堪えた!と自分で褒めてみるとスッキリするものだ。アウトプットって大事だよ。
とは言え、きっとワタシも陰でヒソヒソクスクス言われてるんだろうな、『あの人、更年期なんじゃない?』って。あ~あやれやれだぜ。