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大島で1番のきれいなトイレに行きましょう

南の島が大好きです。

いつもは気ままな一人旅、空港好きだから飛行機で行って、部活?修行?って笑われる程ハード。

今回は同行者がいる二人旅。

互いの自宅から中間の竹芝から高速船で行くことにしました。

行き先は大島へ日帰り。

同行者は車の免許はあるけれど長年のペーパードライバー。

では自転車を利用しようかと思ったら、普段10分位しか乗ってないし、ギア付きは乗ったことないし。。。

なら歩きだ!

疲れたらバスに乗るなりすればいいじゃん。

と、通常の旅からは考えられない程ゆるゆるの旅になりました。


船は元町港に到着。

メインの大島一周道路は歩かずに岡田港方面へ歩きだました。

当然観光客はおろか島民の姿さえありません。


この道絶対にどっかに繋がってるよね

植物に関してはマニアックな2人なので、そんな道は大好物。

鬱蒼とした中、うぐいすの鳴き声が絶えずに聞こえ、何かの花の香りがほんのりと甘く漂う道。

ふと開けたら、椿の樹の下に見たことのない水色の花が咲く低木がいつくも。

あの花は何?

しばらく行くと椿花ガーデンの入口がありました。

あぁさっきから見えていたのは椿花ガーデンだったのか、ちょっと覗いてみる?

開園はしているものの、とっくに椿の花のシーズンは終わり、バスも週末しか通らないのでもちろん誰もいません。


牛乳せんべいを作る機械はお休み中

中を覗くと右側に牛乳せんべいを作る機械、お隣にリスまんじゅうを作る機械もあります。

牛乳せんべいってお土産の定番ですが、ここでは焼き立てが食べられるみたいですよ。

奥からおじさんが出てきました。

ここはたった1人で夜明け前から管理しているそうで、展望台からは富士山も見えると話してくれました。

それと大事なトイレ。

???

大島で1番キレイなトイレだと自慢顔。

来年、世界の椿愛好家が200人も訪れるので(民間なのに〜ってちょっと閉口した口ぶり)1200万かけて改装したそうです。

おじさんの熱心な話を聞いて俄然興味が湧いていざ園内へ。


鮮やかなカルミア、ロイヤルベルベットと札があり

すぐに目を引いたのがカルミアの赤。

普段目にするのは淡いピンクだけど、この鮮やかな赤って!

これだけでテンション上がります。

そして外から見ていた謎の花が。

ガクアジサイだけどガクが大きすぎて蝶が舞っているみたい。

こんな感じ

代わりに葉は小さくて細長い。

こんな紫陽花初めて見ました。

一つ一つ丁寧に品種名の札が付いているし(全て日本語表記だけど海外愛好家はきっと読める?)本当によく手入れされています。

他にもたくさん花が咲いています


こちらもおじさん一押し

展望台に着いた途端に思わず声が上がる見晴らし。

迷わずに台に上ります。

360℃のパノラマ

うっすらと山頂だけ富士山が見えました。

自宅周辺からも富士山は見えるので、富士山そのものには感動はないのですが眼下にはオオシマザクラと椿の緑が。

花の季節の絶景が想像出来ちゃいます。

そして大切なトイレ!

万博の話題の超高額トイレより絶対にいいと思う

新しくて広く、何よりも木の香りで一杯のトイレなんて初めてです。

もちろんトイレで写真撮るのも初めて(笑)

広大な敷地ではないけれど、他に誰もいない園内は隅々まで整えられて居心地がよく、目一杯堪能しました。

椿のシーズンは更に見ごたえがあるでしょう。

ここはもっとアピールされるべき。

でも忙しくなったらおじさん大変かな。

結局大島滞在の大部分をここで過ごして大満足したおかしな植物偏愛な旅でした。


皆さん、大島行ったら是非1番キレイなトイレに行ってみてね〜

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