お気に入りのお店
久々にこちらにお邪魔した。
私の住む街には美味しいお店が少ないというのが昔からの難点だ。
でもここは別。
車が入れない細い路地を入った、文字通り隠れ家的レストラン。
常連も多く、毎年販売されるお節(ワインによく合うオードブルといった感じ)は、メニューが発表になる前に売り切れてしまう。
我が家も数年来秋のうちに申し込む。
全ての料理は手をかけて丁寧に作られている。
カウンターに座れば目の前に並ぶ洋酒の棚でバー気分、テーブル席はレストラン、ソファー席に入り込めば友達のお宅にお邪魔したような気分だ。
床は定期的に休んでスタッフで磨いてピカピカ。
テラス席ではペットも一緒に食事が出来る。
とにかく細かいところまで気を配っているのがわかる。
ここでしか頼まない特製のシャングリラ、果物がたくさん入っていて甘くないデザートみたいに楽しめちゃう。
料理を運んでくると、全て説明してくれるのも嬉しい。
スタッフはよく勉強会に参加しているらしい。
今回は4種のカルパッチョの盛り合わせとチーズの盛り合わせ、金目鯛のアクアパッツァでお腹一杯になってしまい、パスタが頼めなかった〜
ここで外せないのはシェフ特製のドルチェ。
本日のドルチェは紅茶のパウンドケーキアイス添えだった。
全てのドルチェが甘すぎなくていい。
以前食べたゴルゴンゾーラのチーズケーキは衝撃の美味しさだった。
今回はなかったけど。
もちろんスプーンとフォークは、しっかりと冷やした物がトレーに乗せられて運ばれてくる。
ドルチェとコーヒーだけを食べに来てもOK。
今夜は2組が誕生日のお祝いだったらしく、誕生日プレートが運ばれていた。
隣の女性2人組は、地元民が友達を誘っての女子会らしい。
私もランチやディナーに友達を誘ったことが何度もある。
自信を持って紹介したい店なのだ。
コロナ禍では、テラスでテイクアウト販売を(この店はワインの販売も出来る)して乗り切っていた。
フォカッチャが焼けたとSNSで知ると、必ず仕事帰りに寄った。
あの時は大変だったろうな。
再開したと行った時には思わず"よかったですね!"とスタッフと喜んでしまった。
こういう店には頑張って欲しいのだ。
なかなか行けないのだが、気持ちは力一杯応援しているつもり。
ごちそうさまでした。