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本から広がる世界はぐりとぐらから始まった、かも

ぼくらのなまえはぐりとぐら

このよでいちばんすきなのは

おりょうりすることたべること

ぐりぐらぐりぐら

何度声に出しただろう。

自分のために読んだこともある。

もちろん子供達に数え切れない位読み聞かせた。

子供の頃から読み聞かせが好きだったので、弟や従姉妹にも読んだ。

"ぐりとぐら"の他に好きな絵本は"はらぺこあおむし"。

孫に最初にプレゼントした絵本。

児童書のお気に入りは"エルマーのぼうけん""もりのへなそうる"。

"長くつ下のピッピ"もお気に入り。

"エルマーのぼうけん"はクリスマスにプレゼントされ(サンタさんに)、あまりに気に入って読み耽っていたので、3月の誕生日に残り2冊を買ってもらった。

もう少し大きくなると"名探偵シャーロック・ホームズ"に夢中になり、学校の図書館にない唯一の巻が目医者にあって、用がないのに待合室に通って読んだ。

目が悪くないのに来ちゃダメだよと言われたけど、ちゃんと読み終えるまでは見逃してくれていたいい時代。

その頃読んだ本で、大人になって改めて手に入れたのは"星の王子さま"と"'ぼくをさがして"。

ネット購入なんてなかった当時は"ぼくをさがして"がなかなか見つけられずに苦労した。

この本はあまりに奥が深い。

幼い頃"ぐりとぐら"の世界に夢を抱き、それからずっと本を読まずにはいられない。

本の世界は素晴らしい。

それを教えてくれた絵本作家に追悼の意をこめて。


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