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Notionで"報われない努力"をなくす

これは「Notion Community Advent Calendar 2023」の3日目の記事です。

昨日は、Toshi@yaminabeさんの「みんなもっと関数グラフを書こう」でした。Notionに貯めた情報をグラフ化する方法から、自作用テンプレまで…!気になる方はぜひご覧ください。

こんにちは!個人事業でNotionサポートをしているりんのすけです。Xとnoteを中心にNotionの活用法を発信しています。

今回は、「Notionで"努力が報われる人"を増やしたい!」という私の想いと、具体的なNotion活用術について書きました。後半には少し早めのクリスマスプレゼントも用意しています。ぜひご覧ください!





頑張っても報われない私たちへ

目標の達成に向け、毎日頑張り続ける私たち。頑張れば頑張るほどタスクが増え、自由な時間はどんどん削られていきます。

習慣化、効率化、自動化….

あらゆるノウハウを学んで試すものの、どれもしっくり来ない…..残っているのは、放置されたタスク管理シート、目標管理シートの残骸のみ。

「作っては放置、作っては放置」を繰り返したあげく「今回もきっと上手くいかないんじゃ...」という自己嫌悪に落ちる。終わりのないマラソンを続けるような苦痛を感じます。


報われない日々が続くと、頑張ることを辞めたくなります。同じく私も「頑張ったけど結果が出ない経験」をたくさんしてきました。

しかしNotionと出会えたおかげで、今は"目標を叶える習慣"が身に付きました。現在は、私と同じように「頑張っても報われない」「もっと結果を出したい」という人を応援すべく、Notionサポートをしています。




積み上げられた"努力の屍"

Notionによる変化をお伝えするために、上手くいかなかった過去の取り組みを簡単に紹介します。


①高校〜大学の7年間で書いた20冊の野球ノート

毎日の通学時間で書き続けた野球ノート。大学も合わせると20冊になります。書くのに要した時間を合計すると相当な長さになるはず…..

しかしながら、毎日ノートを書いても、目標としていた「甲子園」や「大学での全国大会出場」は叶いませんでした。

大学・高校とも決勝戦で敗退。
自身もベンチメンバーと、悔しい思い出が残る野球時代。



②9×9目標シート

学生インターン時には、9×9の目標シートを作りました。書く最中は、目標について深く考えたものの、日常的に意識することができず、結局達成できませんでした。



③手帳を使うも漏ればかり….

Notionを使う前は、手帳でタスクを管理していました。しかし、書き込める情報量の少なさから、多くの抜け漏れが発生….


こうした"屍"たちが教えてくれたのは、「頑張るだけでは目標は叶わない」という"厳しい現実"でした。「頑張る量」も大事ですが、それ以上に「どう頑張るか」が重要だったのです。



Notionが生んだ変化

Notionを使う前は、

・13年続けた野球も最後はレギュラーになれず引退
・必死で頑張った就活も7社落ち、内定は1社のみ
・SNSを伸ばそうと決意するも三日坊主で終了

と寂しい結果に終わっていたのですが、

Notionを使いこなすようになってから、

・200名の同期の中でトップの予算達成率を獲得
・Xでの発信を4ヶ月継続し、フォロワーが2,000増

と着実に成果を出せるようになりました!


以前と比べて「右肩上がりで成長している実感」を得られています。

Xの運用もNotionで管理しています



"報われる努力"3つの鉄則

Notionを使う中で生じた「自己成長」の経験。振り返ると3つの鉄則がありました。

1.努力を習慣にして、継続する
2.情報を蓄積して、整理する
3.目標を分解して、可視化する

具体事例も含め、1つ1つ紹介していきます。



1.努力を習慣にして、継続する

成功するためには、「良い習慣」を作ることが重要です。習慣化の大切さについては、すでに多くの著名人が発信しているので、改めて私が言うまでもないかもしれません。

しかし、それにも関わらず多くの人が習慣化に失敗しています。なぜでしょうか?

その理由は、「習慣が大事だ!」という"意識"のレベルで終わっていて、行動に繋がる"仕組み"になっていないからです。Notionは、"意識を仕組みに変えること"が大得意。

具体例を踏まえて紹介します。



具体例:「朝やること」を習慣化

現在私は、Notionを使って「朝やること」を習慣化しています。

毎朝5:00になると、Todoシートの中に「朝のTODO」というページが追加されます。朝のうちにこのページを開いて、チェック項目を1つずつ実行。

すべて実行したらステータスを「完了」に変更します。そうすることでTodoシートから「朝のTODO」が消滅。(上記画像参照)

今までは「毎朝〇〇をやるぞ!」という心がけに過ぎなかったので、最悪の場合、「次の日には忘れている」なんてこともありました。

しかし、Notionで管理してからは、毎日必ずTodoシートに追加されるので、まず「忘れる」ことがなくなりました。そして、完了しない限りずっとTodoに残り続けるのでやらざるを得ません。

"意識"を変えるよりも、ずっと簡単に習慣を継続できました。





2.情報を蓄積して、整理する

努力が報われない人には、"取り組み同士が線で繋がらない"という特徴があります。行動量は多いのに、それぞれがバラバラなので、過去の取り組みを活かすことができません。

読んだ本の学びをメモしたけど、どこにあるか分からない
打ち合わせのメモを探すのに15分かかった
いいアイデアを思いついたのに当時のメモがない

せっかくの頑張りも、蓄積・整理されていないが故に活かせない。こんなに勿体無いことはありません。

でも、整理整頓ってめちゃくちゃ面倒ですよね….その気持ち痛いほど分かります。Notionサポートをしていることもあって意外がられますが、私もかなりズボラです。モノも頻繁になくすし、靴下もすぐ片足だけになります。


今回、強調してお伝えしたいのは「そんなズボラな私でも情報を整理できるようになった」と言うことです。Notionって"賢い人だけが使える難しいツール"だと思ってませんか?

全くそんなことはありません。

ズボラな私が、Notionでどのように情報を整理しているのか簡単に紹介させていただきます。


①全ての情報をNotionに詰め込む

実は、全ての情報をNotionに詰め込むだけで情報をなくすリスクは小さくなります。なぜなら、Notionには「全体検索」という機能があり、Notion内にある情報を全て検索して探し出すことができるからです。

整理整頓が面倒な方でも、とりあえずNotionに情報を入れておくだけで、メモの紛失リスクが下がります。ズボラな私にも優しいNotion。ありがとうございます。

動画は本の表紙がギャラリーで整理されていますが、どんな形でメモを取っていたとしても検索できるのでご安心ください。




②情報に繋がりを持たせる

学びを"点"から"線"に繋げていくため、こんなページを作ってみました。

このページには、「本から得た学びを要約に書いたら、勝手にカテゴリごとに集計される」という機能がついています。営業に関する本を10冊読んで、それぞれの要約ページにメモを取ったら、「営業」というカテゴリページに全ての学びが集計されるということです。

これだけ見ると、すごく几帳面な人に見えるかもしれませんが、本当にそんなことはありません。

「整理整頓があまりにも面倒くさいので、整理整頓がいらない仕組みを作った」

という表現が私としてはしっくり来ます。

整理整頓が苦手でズボラな方にこそ、Notionの便利さを体感していただきたいです。





3.目標を分解して、可視化する

努力を結果に繋げている人は、「目標の立て方」が抜群に上手です。"報われる努力"は、正しい目標設定のもとに生まれます。

目標に関する本を読んで実践する中で、目標管理における鉄則は「分解すること」「進捗を可視化すること」だと気づきました。具体例とセットで紹介していきます。



①目標を分解する

目標には、親子関係があります。その関係を図で示したものが以下の画像です。


これは、私が勝手に提唱している考え方ではなく、多くのビジネスの現場で語られている理論です。目標を結果→指標→行動に分解することで「今何をすべきか?」が明確になります。

Notionの「サブタスク」という機能を使えば、親子関係をスッキリ整理して目標を分解できます。

【参考図書】


↓「親子関係」を整理したNoitonの目標管理




②進捗を可視化する

目標を達成する人は、常に"目標の進捗"を確認しています。進捗とは、目標に対して今順調なのか?それともピンチなのか?ということです。

進捗を適切に管理するためには、「今日時点でどれくらい達成しておくべきか?」という「今日時点での到達目標」を明確にしておく必要があります。

「1年後に12kg痩せたい」という目標を立てて、1ヶ月が経っているのであれば、「今日時点で1kg」痩せておかなければいけません。これを意識できているか否かで目標達成率は大きく異なります。

共通:1ヶ月前に「1年で12kg痩せる」という目標を設定したAさん

a)進捗を可視化している場合

①体重測定。1ヶ月前と体重は変化なし
②「今日時点で1kg痩せておく必要がある」という認識があるため、現状に危機感を覚える
③行動を変化させる

b)進捗を可視化していない場合
①体重測定。1ヶ月前と体重は変化なし
②「今日時点での目標」が頭にないため「あと11ヶ月で12kg痩せればいい!」と考える
③これまでと特に行動を変えない

ポイントは、a②の「現状に危機感を覚える」という部分です。進捗を可視化することによって「赤信号」の前に「黄色信号」を受け取ることができるようになります。

Notionであれば、目標に設定した「期間」から自動で「今日時点での目標」を計算してくれます。「今日時点での目標」と自分を比較することで、黄色信号を適切なタイミングで受け取れるようになります。


↓進捗をグラフ化するNotion




今日から実践できるNotionテンプレ

ここまで読み進めてくださった方、ありがとうございます!そして、おめでとうございます!(?)

今回紹介した「タスクの習慣化」と「目標管理」について、その全てを実践できるテンプレを用意しました。

多くの方のサポートをする中で、"ノウハウ"だけでも"テンプレ"だけでも、継続的な改善には繋がりづらいと感じていました。この記事を通じて、私のの2023年の集大成を受け取っていただけたら幸いです。

【テンプレURL】

【複製方法】
①URLを開く
②右上にある「複製」を選択
③ご自身のワークスペースを選択し複製



"報われる努力"の鉄則まとめ

1.努力を習慣化して、継続する
・意識を変えるだけでは何も変わらない
・習慣はTodoシートに自動で落とす

2.情報を蓄積して、整理する
・Notionに残してさえいれば、失くしても検索できる
・Notionを使うと整理整頓の手間が減る

3.目標を分解して、可視化する
・目標には結果→指標→行動の3段階がある
・現在の進捗を常に可視化しておく

→これは全てNotioinを上手に使うことで実現できる!!!



"報われる努力"の先にあるもの

それは

楽しく頑張れる世界

だと思います。

"頑張っても報われない"

そんな経験が、私たちから"前進する勇気"を奪います。現実は厳しく、そう簡単に目標は叶いません。

しかし、努力した分だけ現実が変わるとしたらどうでしょうか?

頑張れば、頑張った分だけ成果が出るのであれば、もっと楽しく頑張れるのではないでしょうか?


"世界最高の野球選手"となった大谷選手をみて「やはり努力は楽しくあるべきだ」と思いました。それは「趣味」や「道楽」といった意味での楽しさではなく、ワクワクと刺激と、壁を乗り越えた先にある充実感と、そういった気持ちが入り混じったものです。



"明るい組織"と"明るい社会"

努力を楽しみ人生を前進させる人が増えたら、組織・社会もきっと明るくなっているはずです。

努力は楽しい。
努力はかっこいい。
努力は素晴らしい。

閉塞感のある社会をぶち破るチャンスが「努力を楽しむ」「報われる努力を作る」ことにあるような気がします。

簡単に目標が叶わない厳しい現実を、Notionという武器を使って前向きに切り開く。個人に対しても、組織や社会に対しても、そんなサポートができたら最高です。そんな想いを持って2024年も発信&サポートを続けていきます。


最後まで読んでいただきありがとうございました!


明日はアドベントカレンダー4日目、Rei|Notionアンバサダーさんの「ブログ版 Notionの本をNotionで作った話」です。とても楽しみですね!!



まずは最初の一歩を踏み出したいという方へ!

Notionをゼロから解説し、想像以上の反響をいただいた記事があるのでご活用ください↓



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