見出し画像

寝たきりの指先

もう正午だというのにカーテンを閉めた部屋でベッドに横になっています。

あまりにも体調が悪いので本当は今週のnoteをお休みしようと思っていたのですが、とても嬉しいことがあって。思わず手が動きました。

動けない日、そういう日

健康な人でもそうであるように、調子がいい日もあれば悪い日もあります。ただ病気になってからはそのギャップが激しいなと感じます。

ベッドから動けずただ暗い部屋でどす黒い不安と闘う日、今日はそういう日です。

少し前までは体力はあるのに動けない自分を責めていました。どうして動けないんだろう。心の病気あるあるだと思います。自分でも「?」と思っているけれど、側から見たら尚更でしょう。何度も言ってしまうけれど、誤解を防ぐためにも包帯とか大げさに巻きたいです。

特にわたしは今お付き合いしている人と半同棲生活をしているので、健康に暮らしている彼と比べてしまうことが何度も。自己嫌悪モードに入らないように出来るだけ家のことをしています。昨日は床の拭き掃除をしました。意外と汚れているもんで、雑巾から出た薄い汚い水をみて「よしよし、今日も働いてるぞ」と嬉しくなります。

それでも今日みたいに寝たきりになってしまうこともあるんですよね。最近は「そういう日もあるよね」と言い聞かせて休めるようになりました。

わからないなりに続けてきた

今回は、申し訳ないのですが、まだお返事をできていないメッセージについてのお話です。

こうやってnoteを書いたり、ツイートしたり、余裕があるときはマシュマロ(匿名のメッセージを送れるサイト)の回答をしたり。何かしらのツールで自分の意見を発信しています。

もともと文章を書くことや、相談を受けることが好きなので、ネット上でですが、ずうっとこうして発信を続けてきました。ブログなんて思い返せば中学生の時からやってたな。

ただまあプロではないので、それが正しいのか、誰かのためになっているのかはわからず今に至ります。

このnoteなんて"毎週1つ、記事をアップロードする"っていう私なりのリハビリだし。

「note、読んでいますよ」

Twitterの通知がぽつりと。

一つは長文のdm、もう一つはおそらく130字いっぱいいっぱいのリプライ。どちらも、あなたに感謝しているとの内容でした。今日は特別、いつも以上にベッドに潜るようなメンタルなので、ぽろぽろ涙を流しながら読みました。

同じ状況だから励まされたとか、言葉にして伝えてる姿がかっこいいとか。一緒に頑張ろうとか、私の考えを聞かせて欲しいとか。

何というか。とにかく今まで真っ暗な部屋でずっと1人だったんです。孤独で、とても辛かった。頑張っているけれど、誰かにわかりやすく褒められることもなければ、なんなら頭を撫でてぎゅっと抱きしめてほしいくらいなのに、そんなことしてもらえないし。社会から切り離された生活を送っているのに、請求書は届くしお金は無くなる。雑巾でいくら床を擦っても、とても綺麗にはなるけれど、決してお金にはならない。

別に誰も責めたりしない、悪いのは「向いていない、辞めろ」などとあまりにも酷い言葉を平気で放った上司。だけど、だけどそれでも、ただベッドの中でしか生きれない自分が恥ずかしくて、全てから置いていかれるのが怖くて、無価値な自分なんて消えていいと。ずっとずっと。死にたい。

それでもありがとうと言われた。そうしたら嬉しくて、こうしてまた指先を動かすことができた。

今はまだ何回だって真っ暗な場所へ引きずり戻されるけれど、だんだんとその暗さも薄くなっている気がしてるんです。もしかしたらもう少しで出口の光が見えるかもしれない、なんて。期待はしてはいけないけれど、確たる証拠があれば前へ踏み出す勇気になる。

やってみること、感謝すること

プロじゃないとか、上手いとか下手とか。そういう外面ばかり気にしてやらないよりも、やってみたらいい。自分なりの考えとして自由に表現していい。そうしたらその努力を認めてくれる人がちゃんと現れて、そしてそれが次の一歩へ繋がる。一歩って、「一歩」って書いてあるのに私はそれをとっても大きな一歩じゃなきゃだめだと勘違いしてました。起き上がれなくても、ベッドの中で指先を動かす力になれば十分だったでしょう?

それと、その一歩を後押ししてくださった方への感謝をすること。今までの私だったらどこか恥ずかしくて、そんな自信もないし、褒められるようなもんじゃないと何かしらの理由をつけて逃げていました、きっと。でもそれは今までの話です。

いつもありがとうございます。本当に。ここにきてくれて、その上感想までいただけて幸せです。

P.S.

今回は急いで書いたので特に後半部分はなかなかうまく書けなかったのが正直なところです。きっとそのうち再編集すると思います。けれどとにかく今はありがとうの気持ちを綴りたかったので。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?