2019/06/27 旅に生きる ~地形考11.5~
※皆さまからの投げ銭で旅をする企画です。
今回は神社を紹介するだけの中休み回です。
その① その② その③ その④ その⑤ その⑥ その⑦ その⑧
福島県で松尾神社と調べれば4か所出てくる。(相馬・二本松・会津若松・ここ)
ところがここの案内とか『福島県唯一』って書いてある。
松尾様は京都松尾大社からの勧請(じゃないところってあるのか)で大山咋神が祀ってあってお酒の神様で仕込みの前になると地元の酒蔵の人がお参りするはず・・・・
まあわからんが、実は来た事がないので詣ででおく。お酒は好きだし(´_ゝ`)
さらに初訪問だけどちゃんと鳥居くぐらないショートカット参拝で許してもらう。身体が辛いのじゃ(´;ω;`)
車でズルをすると右が鳥居。
左が本殿。
結構わかりにくい場所にあるのでナビでもひょっとしたら迷うかもしれない。スマホのナビアプリなんかだと細道すぎてグルグルさせられるかもしれない。迷った場合はとにかく西会津の『松尾』という集落で第一村人発見しよう。
慶應三年。『夏目漱石』が産まれてるな。それと教科書でお馴染み『ええじゃないか』ヽ(゚д゚)ノ
帽子忘れてるゾ(´ρ`)
しかし今回回っているコース、春にやったら死ぬね
素朴。プラモで作りたいほどかわいい。
このガタガタな石段もええぞ
あれ?(;´Д`)
『大明神』になっとる。そういえば下に寺があるわ。
『松尾大明神』だと本地垂迹説では『畏婆尸仏』(コピペしたぞ変換できるかこんなもん)が大山咋神の本地仏だよー(o・∇・o)
本地垂迹、神仏習合。
明治政府が廃仏毀釈でドーンとやってもうたけど。
仏教のお方でこれを強く否定する人は見たことないし、さらに『反本地垂迹』ってのもあってこれは
『おめー仏教の仏は日本の神様がわかりやすように仮の姿で現れたんだっぺした!』
というまさにカウンター的な発想もある。吉田神道・伊勢神道、これらは今日本人がなんとなくぼやーんと捉えている『神道』を揺らしてしまう視点。
なんでもありだけど『なんでもの根源は八百万よ』に着地してますけど、これが尊王論と結びついて国粋主義や尊王攘夷に繋がる。
でも混ざったのは朱子学だからね(;´Д`)
どうなのかなって。
朱子学は『負けた旧来の政権の正統性を研究する学問』
それを家康がOKにしたのは『徳川政権を旧来からあったかのように正当化しその価値観を固定化させるため』だし。
たぶんどちらかというと
『お天道様が見てる』『鳥居に立小便しない』みたいなほうが日本人は納得するのだ。ふわっとしてるけどそのふわっとしてる感が日本人の求める着地。
神宮大麻の箱とか初めて見たよ
これ廃仏毀釈の跡なんか?(; ・`д・´)
いやいやまさか地震で崩れたか台風で落ちたんでしょ?
・・・・でもそれにしては残骸が斜面に置かれてる。
ここ数年の話ではなさそうである。