いちばんたいせつなことは、目に見えない

note初投稿記事です。
ハッシュタグにもある通り、今回は本のご紹介をしようかと思います。タイトルでピンときた方も多いでしょうが、ご紹介するのはサン=テグジュペリ『星の王子さま』です。

有名な作品なのでタイトルは聞いたことはあるけど、実は読んだことがないっていう人も多いのではないのでしょうか？そんな方のために向けて書きたいと思います。

最近テレビで宣伝されているのを目にしまして。今売れてるのかな？
定期的に宣伝しているみたいだけど、それだけ世の中の人が大切なものを無くしているということですね。

そんな"星の王子さま"、なんでも聖書の次に良く読まれている本だそうな。
私はこの本を読んでまさしく現代版の聖書ではないかと思いました。
この本が好きな人はそれこそ宗教かと思うくらい好きなのです。それほど魅力があり気づきがある本です。
個人的な意見ですけど、世間に出回っている自己啓発本の本質が全てこの1冊に凝縮されていると言っても過言ではないでしょう（とか言っときながら実はそんなに自己啓発本なんて読んだことない(笑)）。
百の自己啓発本を読むよりこの本を百回読んだほうが何倍も良いと思う。
それほど、この本は読む度に新たな発見がある本なのである。

本作品は子ども向けの作品と勘違いされることもあるが、決してそうとは限らない。
寓話らしく非常に示唆に富んだ内容である。
平易な言葉で書かれてはいるんだけど、内容が抽象的でひどく哲学的である。
子ども向けの話にしては何やら難しい。
それもそのはず、この本は子どもの心を失った大人に対して書かれた本なのだから。
ゆえに大人にとっては痛烈に響くものがある。
いろんな星々で見つけたものが何を例えているかということについては、恐らくネットの海に多数転がっているのでそちらに譲るとする。

『いちばんたいせつなことは、目に見えない』
これは、星の王子さまの本文中の一節。
70年以上前の本だが、既にこの世界の真理を見出だしているように思う。
こんな本を書き上げたサン=テグジュペリは本当に凄い。
この1冊を読みこめば何も難しい本など何冊も読まなくていいのだ。
この本から何を得るかは人によって違うだろう。
それでいいのだ。
私はまだまだ理解が足りないのでこれから何度も読むと思う。
そんなに長くないお話なので皆さんにも是非とも読んで欲しい。