貿易実務職の1日 (乙仲さんとは)
こんにちは。沢山のnoteの中から見つけて下さり、ありがとうございます🌷
今回は、貿易実務のお仕事について書いていきます。
かくいう私もまだ入社一年目の新人ですが、
進路選びに迷われている方へ、少しでも参考になれば嬉しいです!
1日のスケジュールで、何時から何時まで、このお仕事をしています、というのは私の場合ありません。
基本的には、船や飛行機に載っている貨物の動向やお客様に対応して動いていくことになります。
たまに貨物確認などで外に出ることもありますが、基本的にはオフィスでメールや書類と睨めっこです💻
では、具体的に何をしているのか。
あくまでも私の会社では、という点ご留意いただき、ご参考頂けると嬉しいです。
●輸入の場合🇯🇵
①本船・飛行機動向の確認
船社や航空会社のHPからお客様の貨物が載った船(または飛行機)を追跡します。
最近は、コロナ禍によるコンテナ不足に加え、ロシアウクライナ問題で本船の遅延がますます激化している印象です。
遅延している場合は、客先へ連絡を行います。
②船積み書類の入手と確認
輸入には、税関に対して、決まった書類の提出が必要です。基本的には客先から書類一式を入手し、内容確認を行います。
③ 客先へのの貨物情報確認・連絡や納期調整
輸入通関をするには、輸入品がどのようなものなのか、どの品目番号に当てはまるのかを知らなければなりません。(実際に品目番号を当てはめるのは通関士のお仕事) 私たち乙仲は、そのための情報を、客先から聞き出します。
また、貨物到着日を伝え、希望納期の確認と調整も行います。
④通関士との連携(貨物情報や納期の通達)
貨物が無事に到着したら、③で入手した書類と情報を持って、通関士に通関をしてもらいます。
通関には、輸入申告が必要で、税関から許可がおりて初めて、貨物の引き取りが可能になるので、あらかじめ希望納期を伝え、それまでに申告を行ってもらいます。
⑤ドレーやトラックの手配
客先手配の場合もありますが、こちらで手配をする場合は、ドレー業者等に依頼を行います。
⑥検査対応
貨物によっては、検査が行われます。その対応として、CYから検査場までのショートドレーの手配や、検数業者の手配どうも行います。
⑦請求書の作成
●輸出の場合🗽
①本船・飛行機の予約
船腹予約やブッキングと呼ばれるもので、貨物を運ぶスペースを確保します。
②輸出書類の作成
客先で用意される場合もありますが、必要な情報をもらってこちらで作成することもしばしばです。
この書類は、輸出先の国まで届くものなので、慎重にチェックします。
③通関士との連携(搬入日や貨物情報)
輸入の場合同様、通関してもらうため、通関士に貨物のCYまたはCFSへの搬入日や貨物の情報を知らせます。
④客先への貨物情報の確認、引き取り日の調整
輸入同様、通関には、輸出品がどのようなものなのか、どの品目番号に当てはまるのかを知らなければなりません。情報を引き出します。
⑤ドレーやトラックの手配
⑥請求書の作成
上記の他に、トラブル対応や客先からの相談、輸送経路の確保などがあります。
貿易業界の実際は?英語は必要?🧸
貿易関係、というと一見華やかに聞こえますが、実際の業務は意外にも地味なものばかりです。笑
また、英語を活かせる職種、と検索してよくヒットするかと思いますが(私も検索した1人です)、
実際の業務に高い英語力は全く必要ありません。
使われる単語は、だいたい決まっており、一通り理解できれば、その他の英語を使用する機会は少ないです。
(ただ、英語を見るのも嫌だという方には少ししんどいところがあるかもしれません。)
実践してみないと実感が湧きにくいところもあるかと思いますが、少しでもイメージ作りのお手伝いができていたら嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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