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人助け
注意*逃亡医Fととなりのチカラのネタバレが含まれてる記事です。
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逃亡医Fというドラマは恋人が死んで殺人の嫌疑をかけられて逃げる人間のドラマです。
それだけならただの逃亡者なのですが
彼は名医ゆえに、病気や怪我で苦しんでいる人間を目の辺りにすると追いかけられている最中なのに捨てて置けず絶対助けてしまう。
となりのチカラのチカラも同じで、彼も困っている人間がいると助けずにおられない。
ただ、最終章になったら世界が逆転してしまった。人助けがすぎ、奥さんの悩みを聞いてあげれずに奥さんが家出をしてしまうのだ。
マンションの住人もチカラに頼ってばかりでチカラの役にはたたない。
奥さんの怒りは正当でした。多分チカラの子供たちもそうだろう。
奥さんが自分の悩みをチカラにワァワァ言うシーンは可愛かったですね。
マンションの連中は、ヒーローにすっかり頼りきって自分で解決しない人間になってしまって
ドラマを観ていて怒っている人がいたが
実際にそうなので
実際にそういう人はいるので
ああ…と思った。
話しは逃亡医Fに戻るが、こちらでは主人公が助けた患者はFの力になってくれたりする。
そしてFは、問題の男(佐々木)に人助けの話しを持ちかけられる。
「(600万人の患者を助けられる?)だから、私の裁判で私に有利な証言をしろ。私はまた人助けの研究をする」
*しかし、佐々木は様々な悪事を裏でやっていた男である。
それは助手にほとんどやらせている。
佐々木がしていた研究は何だったのか?未知の医学に関する事は分からなかったのですが脳死した人間を蘇生させるって事ですか?
Fは言った。
「人を助けるというのは、おこがましいんです……いやしい事なんです」
佐々木という男は
「お前のせいで人が助からないからな」
と言い、身投げをする。
佐々木は長い間主人公を苦しめていた男だ。
主人公や主人公の恋人を研究の実験体にしていた。
殺したい程憎い男なのだが、瀕死の重症の佐々木をやはりFは助けてしまう。
それはいやしいことなのか…
実際に人を助ける行為は、突き動かされてするものと
口では人助けをすると言いながら、それはその人(される人)のためではない場合もある。
損得抜きの人助けは、美しい……
追記:
今朝テレビを見たら、この人が映っておりました。
市民を救う(人助け)
この言葉で人を殺す人間は実際にいる。
この言い方には罠があるとも
言えるのかもしれない。