ワシントン・ポスト厳選 1歳〜100歳で読むべき100冊 【1~25歳 編】
6月26日のワシントン・ポストで、1歳から100歳までの各年齢で読むべき本を1冊ずつ紹介する、という記事が掲載されていました。とても興味深いラインナップだったので、4回に分けて100冊すべてご紹介します。(第1回)
100冊の半分以上は邦訳が国内で出版されています。気になった本があればぜひ読んでみてはいかがでしょうか。書名からAmazonのURLに飛べますが、まちの書店で探してみるのもいいと思います。誕生日の贈りものとしても、(本によっては)素敵なものになるはずです。
リストの本については、今後のよもやもPodcastでも触れていく予定です。
時々あるコメントは、よもやもの中の人Shinによるもの。
あまり役に立ちそうなことは言っていません。
1歳〜25歳で読むべき本
1歳:はらぺこあおむし/エリック・カール
言わずと知れた名作絵本。
同じ作者の『巨人に気をつけろ!』や『パパ、お月さまとって!』も有名。
2歳:“Llama Llama Red Pajama”(未邦訳)/アンナ・デュードニー
日本では未訳のラマラマくんシリーズの絵本ですが、
実は去年からNETFLIXでオリジナルアニメが配信中なのです。
3歳:かいじゅうたちのいるところ/モーリス・センダック
昔は少しだけ絵が怖かったです。
4歳:“Charlie Parker Played Be Bop”(未邦訳)/クリス・ラシュカ
有名なジャズミュージシャン、チャーリー・パーカーを題材に取った絵本。
5歳:おおきな木/シェル・シルヴァスタイン
村上春樹が翻訳している絵本としても有名な本書。
子どもよりもむしろ大人にこそ味わい深いかもしれません。
6歳:ラモーナは豆台風/ビバリー・クリアリー
7歳:カルヴィン&ホッブス/ビル・ワターソン
8歳:ハリー・ポッターと賢者の石/J.K.ローリング
長大なイメージがあるハリー・ポッターですが、文章も易しく
しっかりふり仮名もあるので、意外と小学校低学年でも読めます。
9歳:ピーターとファッジのどたばた日記/ジュディ・ブルーム
10歳:“Smile”(未邦訳)/レイナ・テレグマイア
11歳:“Ghost”(未邦訳)/ジェイソン・レイノルズ
12歳:とどろく雷よ、私の叫びをきけ/ミルドレッド・D・テイラー
13歳:わたしはマララ/マララ・ユスフザイ
マララさんがノーベル平和賞を受賞したのは17歳(史上最年少)。
14歳:ウォールフラワー/スティーブン・チョボスキー
『ライ麦畑でつかまえて』の現代版。
2012年に映画化されました。エマ・ワトソンが本当に素晴らしい。
トンネルのシーンの美しさ。
15歳:ザ・ヘイト・ユー・ギヴ あなたがくれた憎しみ/アンジー・トーマス
16歳:ジェーン・エア/シャーロット・ブロンテ
17歳:“Once Upon a River”(未邦訳)/ボニー・ジョー・キャンベル
18歳:“A Gate at the Stairs”(未邦訳)/ローリー・ムーア
19歳:侍女の物語/マーガレット・アトウッド
20歳:オスカー・ワオの短く凄まじい人生/ジュノ・ディアズ
21歳:日はまた昇る/アーネスト・ヘミングウェイ
本筋じゃないかもしれないけど、闘牛の場面が印象的。
↓この古い新潮の装丁が好き。
22歳:アメリカのデモクラシー/アレクシ・ド・トクヴィル
歴代のアメリカ大統領は大体スピーチで引用してるトクヴィル。
政治思想史界隈では必読の書。未読ですすみません。
23歳:マルコムX自伝/マルコムX, アレックス・ヘイリー
24歳:肩をすくめるアトラス/アイン・ランド
リバタリアン必読の書、的なこと以外はいまいち知らないです。
25歳:カサンドラの城/ドディー・スミス
次回の投稿は、26歳〜50歳 編です!
出典:The best books to read at every age, from 1 to 100
-Washington Post June26, 2019