2024年夏アニメ最終感想
★★★★★・・・個人的名作
★★★★・・・・個人的良作
★★★・・・・・個人的佳作
★★・・・・・・ちょっと残念(個人的期待外れ)
★・・・・・・・個人的に合わない
「僕の妻は感情がない」★★
女性キャラがロボットというと今クールでいうと「ATRI」みたいな、言われないと「いや、ただの人間と変わらないな」くらいな感想(ATRIはヒューマノイドですが)しかないのですがミーナは本当に「ロボット」感があって表情がないし首から下はまさにそのまんまなので真正面から描いているなとは思いました。
だけどそんなミーナを真摯に「妻」として愛そうとする主人公のタクマ、本来ならそこに面白さを感じるだろうし、話が進んでいく中でミーナの行動の少しずつ変わっていく変化、ミーナが生まれた経緯などタクマとの生活が続いていく中で明かされていくのですが・・・
タクマの態度に関して少し引いてしまい物語への感情移入は最後まで難しかったです。
「【推しの子】第2期」★★★★
2期の「2.5次元舞台編」では物語が進んでいく中でアクアの秘密にあかねが気付いたり、あかねとかなの幼少の頃から思いや舞台上での演技での対決、アクアとルビーの父親についてなど主要キャラを掘り下げつつ、物語の核心に近づきつつあることを示唆されているなど毎回毎回に盛り上がる点、引きの面白さを感じるのは1期と変わらず。
この辺りも観ている人を飽きさせない作りに感嘆とさせられるのですが僕が一番好きだったのは「今日は甘口で」での拙い演技で作者である吉祥寺頼子を失望させてしまった鳴嶋メルトが自分と向き合い、アクアのアドバイスにより「東京ブレイド」での見せ場を作り舞台を盛り上げ、観ていた頼子が涙する場面です。
キャラや物語への引き込み方もそうですが各人物をちゃんと掘り下げてくれるのもこの作品の良いところ・・・「鬼滅の刃」もそうですがあれだけ個性的なキャラやストーリーを制作陣が「アニメ」の魅力で更に引き上げるというのはメディアミックスの理想形だと思います。
「時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん」★★
「義妹生活」★★
「恋は双子で割り切れない」★
「負けヒロインが多すぎる!」★★★
これらの作品は多分原作の良さをちゃんとアニメで活かしてくれている作品だと思います、しかしながら如何せん、僕は40半ばのオッサン、これらの作品の良さを理解するには年を取り過ぎたかもしれません(苦笑)
ラノベと言えばそれこそ大人も楽しめると言えると思いますがやはり読んでいる中心層は中高生だと思います、それ故に僕にとっては共感できる部分は少なすぎた・・・。
「義妹生活」については主人公である悠太、ヒロインである沙季についてもこの作品においての面倒臭さについて面白さを感じられず、ただただじれったく進んでいくのにのめり込むまでには至りませんでした。
ただ最終回にてやっと二人が素直な気持ちを言い合えたのは良かったと思います、その展開がもっと早ければ良かったなと。
「恋は双子で割り切れない」については純、琉実、那織の3者を言動を観てもどうもしっくりこない、特に那織の性格、事あるごとに実際の小説などのセリフや設定の引用して喋ったりするところが純共々大嫌い(苦笑)と本来ならその部分も含めて楽しむのが正解なんだと思いますがそれを越えることはありませんでした。
「時々ボソッとロシア語で・・・」も作画に力が入っているしエンディング毎回違ったカヴァー曲を流したりと(特に「こいのうた」(GO!GO!7188)のチョイスは嬉しかった)観ている人を楽しめる工夫が随所に見られて良いのですが主人公の政近に魅力は感じられませんでした。
ウィキに書かれた作者によるキャラ設定において愛される主人公が「努力のできない天才」ならば「無自覚系主人公」も「イキリ系主人公」も大した差はないと思うのですが・・・
ヒロインであるアーリャがピンチの時に手を差し伸べる展開は普遍的であり盛り上がるところであるのですが政近が喋るだけであまりに簡単に周囲が納得して解決しすぎて苦笑い。僕にはそれが好感度が上がる主人公像とは思えなかった。
まぁそれこそ僕自身は王道の少年漫画的主人公がツボなのでそういう意味ではこの感想は仕方がないかもしれません。
「負けヒロインが多すぎる!」についてはラノベ作品には多い「負けヒロイン」を主軸にする展開は新しく、目の付け所の面白さも感じ、作画もかなり気合が入っていて個性的な「負けヒロイン」の魅力を余すことなく描いているなとは思いました。
それでも僕にとってはそこまで惹きつける展開は・・・無かったなぁと思いました・・・、まぁオッサンには感じられない部分です(笑)
どちらにせよこの4作品は中高生の頃に出会っていたらまた評価もまた違ったと思います。
「VTuberなんだが配信切り忘れたら伝説になってた」★★
「真夜中ぱんチ」★★★
「VTuberなんだが・・・」については僕自身「ガリベンガーV」を観ていた事もあり何となく「VTuber」についての認識は持っていたのでこの作中の配信を通した掛け合いなんかは予想していた通りなんですがどうも面白さは感じられない・・・、いや分かりませんでした。
なんというか内輪向けネタという感じがして置いてけぼりな印象でちょっとノリがついていけなかったというか。
「真夜中ぱんチ」についても同じでヴァンパイアの女の子達がドタバタコメディしつつ配信をしチャンネル登録者数100万人を目指すのも分かるし魅力的なキャラとアニメとして良く動かしてくれるP.A.WORKSさんらしい作品なのですが・・・。
1クールで描き切るのはキャラ掘り下げが物足りない印象の方が大きかったです、結局ラスボス感のあるマザーもそこまで絡んでこなかったし。2クールくらいの枠は欲しかったですね。
「小市民シリーズ」★★
作画も綺麗ですし、背景美術などもしっかり舞台を取材された上で制作されているなぁとは思っているのですが同じ米澤先生の「古典部シリーズ」よりもキャラや題材となる日常の謎については僕にとっては物足りないかなぁと思いました。
「古典部シリーズ」の方が主要キャラも多いし各エピソードがシンプルなハッピーエンドではなくほろ苦さや人間臭さを感じたものですがその部分は「小市民シリーズ」でも作者が同じのため似ているベースを感じますが惹きつける印象は少なめでした。
主人公である小鳩、小佐内2人とも自らの境遇からタイトル通り「小市民」を意識しているのは僕自身正直なんとも人を馬鹿にしたようにしか感じず魅力を感じないし特に小佐内なんかは終盤でわざと自分を誘拐させるように仕向けた流れなど、かなり本気でどうせなら一生残る傷ができれば良いと思ってしまうほどの傲慢さしか感じず「古典部シリーズ」程の人間味を感じられませんでした。
もちろん2人とも自身の性分というのを意識している描写はあったのですがそれを共感するまでには至らなかったのも事実、何も創作キャラに共感するだけが作品の魅力ではないのですが謎や他のキャラ設定に魅力を感じられなかったのも事実。
後は制作はラパントラックさんで別に比較する訳ではなくしっかりと作られていると感じましたがやはり僕としては今でも「氷菓」主要スタッフ並びに京アニに作って欲しかった、この思いは観ていて強くなる一方でした、そういう気持ちが強くなるのはもう2度と作られる事は無い事が分かっているためでそれほど2010年代に京アニに出会えた事が僕にとって大きかったのです。
「ラーメン赤猫」★★★
何とも野暮なことを繰り返すようで申し訳ないのですが時折り見られる分かりやすいCG感な場面以外は原作通りの心温まるようなほっこりとしたような雰囲気が描かれていて良かったです。
もちろん演じられている声優さんが素晴らしいのもありますがこういう作品はやはり深夜アニメとしては勿体無いなと思います、最近では親子でアニメを楽しむというのも良くありますし、それこそ録画すればいつだって観られるのですが今はもうほとんど観られる事のないゴールデンタイムで流れても良いのではないかと思いました。
各エピソードが30分の枠に3本なのでどこかのワイド番組に10分の枠内でも良いにかもしれませんし実際そういう作品もありますしね。
「キン肉マン -完璧超人始祖編-」★★★
悪魔超人の戦いばかりが続いてキン肉マンに活躍は中盤だし、せっかくロビンマスク、ラーメンマン、ブロッケンJr.、ウォーズマンが出て来たのにそこで終わって2期なのかいっ!ってズッコケましたよ(笑)
とういうのは嘘で流れ的にそうなんだなぁと思いつつも悪魔超人の戦いの中で回想として正義超人の回想を入れるのは熱いし、自分は熱狂的なファンではなくてつまみ食い程度にエピソードを知っていると序盤の感想で書きました
それがほとんど覚えていて不思議な気持ちになったのですが当時のジャンプの看板作品ですし兄が熱狂的なファンでしたので自然に覚えていたのでしょうね。なんというか技名を叫んで決める姿ってジャンプ世代としてはツボそのものなんですよね。
担当する全ての声優さんの変更がありましたがキン肉マン役は宮野真守さん。神谷明さんの声が懐かしく感じるものの情けない感じでヘタレる時と頼りになって主人公という感じのキン肉マンのギャップは共通するものがありました、ギャップ感のある振り幅のある演技は宮野さんらしいと思いました。
「新米オッサン冒険者、最強パーティに死ぬほど鍛えられて無敵になる。」★★★
「俺は全てを【パリイ】する~逆勘違いの世界最強は冒険者になりたい~」★★
「女神のカフェテラス 第2期」★★★
「先輩はおとこのこ」★★★
「ハズレ枠の【状態異常スキル】で最強になった俺がすべてを蹂躙するまで」★★
「ダンジョンの中のひと」★★★
「2.5次元の誘惑(リリサ)」★★★
「しかのこのこのここしたんたん」★★★
「かつて魔法少女と悪は敵対していた。」★★★
「エルフさんは痩せられない。」★★
「ATRI-My Dear Moments-」★★★
「疑似ハーレム」★★
「逃げ上手の若君」★★★
「杖と剣のウィストリア」★★★
「魔導具師ダリヤはうつむかない」★★
「異世界失格」★★
「この世界は不完全すぎる」★★★
気に入ったOP、ED曲
「Burning」(「【推しの子】第2期」ED)
(羊文学)
「シカ色デイズ」(「しかのこのこのここしたんたん」OP)
(シカ部)