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ジブリの世界観な楽器ハンドパンって?作業用BGMにオススメなワケ
ハンドパンは2001年に誕生した新時代の楽器で、ここ数年で日本でも注目度が高まっています。ジブリ映画のように文化が混ざりあい、森の静けさと温もりを感じさせる倍音豊かな音色は、世界中の人々を虜にしてきました。
2年待ちも?職人ハンドメイドで入手困難な楽器
職人の手作りでハンドパンは作られ、緻密に計算・加工された3次元曲面の造形美が素晴らしいです。私はハンドパンの製作動画に圧倒されてハマりました。まずはその動画を御覧ください。
いかがでしたか?
力学的な視点で成形されていき、単調な金属音が徐々に魔力を帯び始めます。動画を見終わる頃には「なんだこの楽器は!?」と興奮で飛び跳ねてました(笑)
ではそんなハンドパンとは何だったのか?
カリブとアジアの融合
◆カリブの楽器 スティールパン
ハンドパンの原型は、スティールパン(英語ではスティールドラム)から来ています。
スティールパンは、ソカ・カリプソなどを生んだカリブ海に浮かぶ島国トリニダード・トバゴ発祥の陽気なカーニバルに合う楽器です。ソカのダンサブルなリズムに、スティールパンの底抜けの明るさが呼応しています。
◆インドの楽器 ガタム
ハンドパンの裏面を見ると、インド最古の打楽器ガタムを参考にしていることがよくわかります。インド南部のカルナータカ音楽に使われる壺型の打楽器で、ハンドパン同様に手を使って叩いたり、穴を抑えて浮遊感のある音を出します。
◆タイの楽器 タイゴング
中国の銅鑼やクラシックオーケストラのタムタムとは異なり、タイのゴングは中央にカップを作り倍音を増幅させ独特の音色を実現しています。ハンドパンは曲面上にタイゴングを配置することで、音色だけでなくスティールパン以上の造形的完成度を高めました。
作業用BGMとしての汎用性
ハンドパンは自律神経を安定させ集中力を上げる音色を発し続けてくれます。しかしただのヒーリングミュージックかと思いきや、実はムードによって使い分けれる汎用性の高い楽器でもあります。
◆テンションを上げながらランニングでも
Giolì & Assia はハウス・テクノのDJ、プロデューサーです。デュオであることを活かして、Assiaは代名詞のハンドパン演奏だけでなく、ピアノやドラムを生でプレイし、GiolìもDJミックスだけでなく歌を重ねます。
疾走感と大自然に広がる切ない響きはいつまでも聞いていたくなります。
◆深く集中して読書でも
今度は複数のハンドパンを二人で演奏するアンビエントミュージックのデュオ、Hang Massiveです。打ち込みと合わせることで展開が豊かで、飽きのこない演奏を聞かせてくれます。
◆のんびりとヨガでも
やはりハンドパンは膝に乗せながら演奏するのが好きです。
Alexander Mercks も普段はYataoとしてデュオで名演を多くあげていますが、今回は一人の動画をピックアップしました。ハンドパンの裏面もふんだんに使い、明るくリラックスできる演奏になっています。
◆寝るときはカバー曲でも聞きましょう
タイトルにもしたように、この楽器を知った人はジブリ作品の曲でハンドパンの音色を聴きたいのではないでしょうか。
峯モトタカオさんは多くの楽曲カバーをされています。戦場のメリークリスマスのハマり具合は完璧ですね。寝る前のほっと落ち着く時間に聞き入りたいですね。
まとめ
以上ハンドパンについてとりあげました。
演奏をきいて興味をもった方は、ハンドパン体験やレンタルをしてみるのも良いかと思います。やはりアコースティック楽器は生音を聞くことで本領発揮します。
今の時代メルカリなどで売ることもできるので、この機会に安いものを買ってみても良いかもしれませんね。
私も演奏したくて堪りません!
スケール(音階)選びなど悩みますが、アフリカのピグミー族について記事を前回書いたので、ピグミースケールというのをフィーリングで選んだら良いのかな(笑)
まだまだ外出を控えないといけない時期は続きそうですが、おうちで過ごす時間をハンドパンは癒やしてくれそうです。
よむよむ。
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