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Road To 音大①オープンキャンパス
(前回のあらすじ)
6月のライブに出ることが決まったので、ぼくはベースの練習に励んでいった。
それにしてもベースがヘタクソだ。
本当にこんなんで人前に出ていいのか?
なんで出るなんて言っちゃったんだろう!!??
あまりのヘタさに、習いに行こうと思って
近所のYAMAHAスクールに体験レッスンを申し込んだ。
それでも今は良い時代になった。
こんないくつかのトレーニング動画で毎日練習するうちに、徐々に指の動きが昔に戻っていった。
1日1日、やればちゃんと上達していく快感。
いくつになっても、いや歳を重ねたからこそか?成長ってうれしいよね。
そんな矢先に、FIREして音大に通っている人を発見した。
脳みそに電流が流れた
(いつでも微弱に流れてる説)
「そうだ!時間があるなら音大に行けばいいじゃん!」
なぜなら自宅から徒歩5分のところに音大があるから。
近さは正義。もう断然第一志望!笑
さっそくオープンキャンパスに申し込む。
何しろヒマだからぼくのアクションは早い笑
オープンキャンパスに行って感じたのは、、
圧倒的場違い感笑
そりゃそうだよね。ほとんどは高校3年生とかだもん。
きっとぼく本人が入学するんじゃなくて、受験生の代わりに父兄が来た、と思われてるだろう。
それでもめげずに個別相談をする。
「本日はどうされましたか?」
怪訝な対応。ほんとすいません。
「率直に私なんぞが志望してもよいものでしょうか?」
ぼくは入るんなら、コンピュータで音源作成をする音響デジタル科や、ベースとしてロック&ポップスプレイヤー科を考えていた。
「あぁ、いますよー、ピアノ科に1名、60になってから入られた方が~」
いるけどほとんどいないー、というかその人かなりピアノできる人でしょ!
「音響デジタルにはそういう方はいないですね、、」
「でも基本的にはPCと向き合う授業が多いので大丈夫だと思いますよ」
えーん、それ大丈夫じゃないよー!そんな孤独な作業なら家でやるって!
「ロック&ポップスは授業の中でバンドを組んだりするのでジェネレーションギャップがあるかも、、」
ぐぬぬ。
音大に入るには
①楽典:音楽理論の筆記試験
②調音試験(プレイヤーのみ)
③志望理由書
④演奏または作品を用いた5分程度の自己アピール
が必要なことがわかった。
①楽典、は昔勉強したことがあるし、筆記試験が得意なぼくなら何とかなるだろう。
さっそく過去問をやってみたら20点だった笑
ぼくは②調音が苦手。コンプレックス。
かつては絶対音感があったけど、チューニングを下げたヘヴィな音楽に傾倒していたら、音感が半音~1音ずれてしまい全く使えなくなった。
だからぼくが入るならば調音が無い「音響デジタル」しかない!
昨年の音響デジタルの入試倍率は約2倍。
50代だともう年齢で振り落とされるのでは?という不安には
「試験や合否には年齢は関係ないです」
と言ってもらえた。
③志望理由書は、「ヒマだから」じゃダメだろうけど、
「病気になった」を転機として訴えれば良い線行ける気がする。
じゃあ、あとは④作品だ。
ぼくの作品が「合否の検討レベルに達していない」なら、入学を悩む意味もなくなる。
「有料にはなるんですけど、今度の受験イベントで作品についてのアドバイスを受けることはできますよ」
ほいほい申し込んだ。
音大に行く!の気持ちはちょっと挫かれたけど、
かつての自分の作品を聴いてもらえるってちょっと楽しみだな、と思った。
それでも徒歩5分の音大の門をくぐるとこんなにすてきな空間があるなんて知らなかった。
ここで音楽に没頭出来たら幸せだろうな
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最後に大事なことを聞いておかないと、と思った。
「体育ってあるんですか?」
「体育は選択科目なので取らなくても大丈夫ですよ」
ホッとした!ような10代の子と一緒にサッカーとかしたいような
(生命の危機)
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