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インスリン抵抗性とインスリン分泌能を算出してみた
今日は糖尿病になって142日目
糖尿病について何冊か本を読んでくる中で、何度も「インスリン抵抗性」と言う単語に出会った。
「糖尿病の真実」では、インスリン抵抗性が高い状態を満員電車になぞらえて表現していた。
インスリンで血糖値が下がるのは、血液中のブドウ糖を細胞の中に入れ込むからです。しかし、細胞の中がすでにブドウ糖でパンパンの状態なら、インスリンが作用してもそれ以上、ブドウ糖が入っていきづらくなります。満員電車に人がいっぱいの状態をイメージしてください。電車は細胞、乗客がブドウ糖、それを押し込んでいる車掌さんがインスリンです。車掌さんがどんなに押し込んでも、電車の中に人がいっぱいだと、それ以上乗れません。
最初に入院した時に、
「これって、筋トレして筋肉がめちゃめちゃ増えたら全て解決しないですか?」と聞いたところ、
「筋トレをすると、まずインスリン抵抗性が下がります」と言われたことがある。これはおそらく筋肉が増えると貯蔵量が上がる、という意味だろう。
「驚異の再生医療〜培養上清が世界を救う〜」の中ではその抵抗性が数値化されていた。
また、膵臓から分泌され、血糖値を下げる働きをするホルモンであるインスリンの機能が低下していることをインスリン抵抗性といいます。このインスリン抵抗性を示すレベルの正常値は1・6以下ですが、培養上清の治療を開始する前の平均値が27・8であったのに対して、治療後12週目には9・3に改善していました。
その計算式については、「血糖値スパイク日記」の中で著者自身のインスリン抵抗性、そしてインスリン分泌能を算出する際に記載されていた。
インスリン抵抗性の指標がHOMA-IRです。 正常範囲は1.6以下で、2.5以上だとインスリン抵抗性ありという評価になります。 私のHOMA-IRを計算してみましょう。 HOMA-IR=空腹時血糖(mg/dl)X空腹時インスリン(μU/ml)÷405 =92X2.18÷405≒0.495 かなり低めで、インスリン抵抗性はありません。
インスリン分泌能力の指標がHOMA-βです。 30%以下だとインスリン分泌低下です。 非肥満健常者の9割は50~120%の結果になるので、90くらいが正常ど真ん中といえます。 私のHOMA-βを計算すると・・・ HOMA-β=空腹時インスリンx360/(空腹時血糖-63)=2.18X360 /(92-63)≒27(%) 30%以下なので完全に低下しています。
これはぜひ自分のインスリン抵抗性を知りたい!
どっちかと言うと、インスリン抵抗性以上に「インスリン分泌能」を知りたい。
以前別のドクターに「私のインスリン抵抗性って数値で言うとどのくらいなんですか?」と聞いてみたところ、
「あなたの場合はインスリン抵抗性は無いでしょう」
と一言で言われて算出してもらえなかった。
えーん、筋トレに効果があったのか、今後あるのか知りたいよぉ
そう思っていたけれど、計算サイトを見つけることができた!
これは試してみるしかないでしょ!
必要なのは空腹時血糖値と空腹時のインスリン値。
これでインスリン抵抗性だけでなく、インスリン分泌能も算出してくれる。
ただぼくインスリン打ってるからなぁ。
今度の採血の前はインスリン打たずにできるだけ生の数値でやってみよう。
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ドクターが言ったように、ぼくにはインスリン抵抗性は無い。
もしかしたら高かった時期があるのかもしれないけれど、今は正常値。
うーん、確かにインスリン抵抗性があると、通常のインスリン分泌じゃ足りない!とどんどん分泌してインスリン濃度が高まるわけだから、インスリンを補充するようなぼくには無縁なのか。
そしてお待ちかねのインスリン分泌能の算出。
こちらは空腹時インスリン値で算出するHOMA-βと、
空腹時Cペプチド値で算出するCPIだ。
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うぅ、、インスリン分泌は1日1回持効型を10単位(当時)打っていても低下レベル。。
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補充しているインスリンとは無関係の自己分泌のみのCペプチドで測ると、
ぼくは完全にインスリン依存状態だ。
それでも、数値で現状がわかる、と言うのは測定好き、記録好きのぼくには明確ですっきりした。
計算式から、Cペプチドがアップするか、空腹時血糖値が下がればCPIは上がるわけだ!
もちろんそんなことができるかどうかもわからないけれど。
インスリン抵抗性は正常値だから気にしないで良くなった!が今回の算出でわかったことが朗報かもしれない。
今後インスリン分泌能の回復、、は難しそうだけど、できるだけ長く分泌を維持していけるといいな。