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健康をチャージするための記事

ここ最近、不穏なことばかり起きている。

推しが燃えて活動休止し、仲良くしていた友人が4年付き合っていた恋人と圧倒的破局をし(単なる破局とは言えないほど、あまりにも唐突で、強引な、厳しい破局だった)、幼馴染の夫が悪魔に魂を売って家庭崩壊を起こし、ゲリラ豪雨は日々繰り返され、とうとう今朝、夢のなかで兄が逮捕された。

推しに関わるSNSの荒れようは、それは凄まじく、自分に向けられた言葉でもないのに心を痛めて普通に泣いた。 失恋した友人の話を聞いて心底憤慨し、幼馴染の話を聞いてまた泣いた。ゲリラ豪雨に打たれ、夢のなかで逃げ惑う兄を必死に取り押さえた、、

一体何が言いたいのかというと、私は他人の感情に左右されすぎなのではないか、と思いはじめたのだ。最近では、まったく興味のないドラマを見ているときでさえ、そのキャラクターの語られもしない背景を想像してしまい、泣いていたりするのである。もし今、スポーツをする若者や、努力するアイドルなどを見たら、むせび泣いて寝込んでしまいそうだ。
これはまずい。少なくとも、このままこの生活を続けていれば、間違いなく柴田理恵(敬称略)になってしまうだろう。もちろん、私が以前から柴田理恵であれば、何の問題もないのだが、実はなんと、私は、柴田理恵ではないのである。それなのに以前より格段に、柴田理恵に近づいている実感があるのだ。私はいつの間に、柴田理恵ロードに足を踏み入れてしまったのだろうか。そしてそのきっかけは一体、なんだったのだろうか。

私は、気になったことがあるとすぐにSafariで検索せずにはいられない病を患っているので(代表的な現代病のひとつである)、もちろんすぐにSafariに「柴田理恵 原因」と打ち込んだ。

すると、衝撃的な事実が明らかになったのである。

そこには、「年齢を重ねると、共感力が高まるのに対し、前頭葉の働きが衰え、自分の気持ちの変化を抑制する力が弱くなり、涙もろくなる」、と書かれていたのである。
さらに、「前頭葉の働きは20代前半でピークを迎え、徐々に衰えていく」との記載があった。これによって、一度柴田理恵行きのレールに乗ってしまうと、もうこのルートを回避できない可能性が示唆されたのである。

というかそもそも、柴田理恵は、いつから柴田理恵なのだろう。もちろん私はすぐにSafariを開いた。

私は驚いた。
なんと、すでにこのことに注目していた人物がいたのである。

2022年にバカリズム(敬称略)がMCを務める「バカせまい史」で、バカリズム本人がプレゼンテーターとして発表した内容で、柴田理恵の号泣の歴史がまとめられていたのだ。

2022年にはすでにこの情報があったということに、個人的にとても感銘を受けた。バカリズムにただただ尊敬の念を抱き、号泣するバカリである。


これによると、柴田理恵が初めてテレビで号泣したのは1997年、と記されている。1997年ということは、柴田理恵が34歳の時、ということだ。
恐ろしいことに、私は現在32歳だ。つまり、柴田理恵より若くして、柴田理恵を発症した、ということである。

けれど、ここで絶望している場合ではないのだ。もはや発症してしまったものは仕方がない。しかし、進行を遅らせることはできるはずである。そうだ今こそ私が、涙もろくなった柴田理恵たちの希望になるのだ。

もちろん私はsafariを開いた。

検索の結果、どうやら、脳の衰えを防止するのには、リコピンが良いようである。そして、脳を鍛えるには、情報のインプット以上に、アウトプットが重要らしい。


そんなわけで、トマトを食べながら記事を書いている。リコピンを摂取しながらアウトプットをしているので、かなり脳が冴えわたってきているはずだ。
そういえば最近、記事を書いていなかったな。そのせいで柴田理恵が進行したのかもしれない。

まったくnoteを書くことというのは、良いことしかない。最高の健康法である。もしかしたら、今こうして文字を打ち込んでいる間に、先日来ていた健康診断の再検査のお知らせも、なかったことになるかもしれない。


さて、1,700字も書いてしまった。
今日はさすがに健康になりすぎたので、バランスをとるために仕方なく揚げ物など食べるとしよう。

あとはただ、この記事が柴田理恵界隈に見つからないことを、祈るばかりである。


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