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ヨッカ
2018年11月3日 20:39
2018年11月1日 01:16
2018年1月26日 16:16
あの暑い夏に一匹の子猫を拾ってから、半年が過ぎた。いのちの成長とはとてもはやく、遠目からの見た目だけはもうすっかり大人の猫になった。時折、アンニュイな表情を浮かべてみたり、静かに座ってそっぽを向いてみたりするが、視線が合うとやはり子猫の顔に戻る。実のところ、わたしはそれが嬉しかったりする。とくに時系列も脈絡もない、思い出した分の彼とわたしの時間を書いてみようと思う。なんとなく、なんとなくで
2017年10月2日 19:42
8月12日の暑い夏の日、私はひとつの命を拾った。この出来事はきっと一生忘れないのだろうと、忘れたくないと、私は思う。蒸し暑い倉庫の中で作業をしていると、か細い声で鳴く白い小さな子猫が、ひとり、いた。最初は少し逃げようとする様子だったが、衰弱していたのか、か細い声で鳴くだけで、動かなくなった。鳴いているのだから、生きてはいる。けれど、動かない。怪我をしているのか、もしくは、お腹を空かせて動けな