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タイミングの悪いヤツ っていますよね。

例えば…

「ちょっとトイレ行ってきます」と言って出ていった直後に事務所にソイツあての電話がかかってくる。

そして…

「今、ちょうど担当者が席を外していまして…」といって、同僚が電話を切った直後にトイレから帰ってくるヤツ


本人に聞かれたくない話をし始めたタイミングでその本人が帰ってきちゃう


めちゃくちゃ忙しくてマルチタスクをフル回転で処理している最中に電話をかけてきたり、話しかけてくるヤツ


急ぎの用事で連絡を取りたい時に限って、携帯忘れて出かけてるヤツ


などなど…

これ、全部同じ人物です。


なんで今なん?

ってこと…


しょっちゅうなんです。


とにかく間が悪いんです。


まったく本人はわざとじゃないんです。悪気ないんです。


なのになぜかいちいちタイミングが悪い…


誰にとって?

まわりに人間にとってです。


本人は至ってお調子者です。だれかに迷惑かけているなんて意識は、微塵もない。


一方で、やたらとタイミングのいい人もいます。


ちょうどほしいタイミングで電話を入れてくる人

連絡ほしいな…と考えていたら、ちょうどメールくれる人

ちょうどいてほしい時に必ずいてくれる人

なんで今、はさみ持ってるの?たまたま持ってたんです!という奇跡のタイミングで便利道具を持っている人



どちらも偶然と言えば偶然なんです。


いや…


ホントにそうか?


これは偶然の産物なのか?


考えてみると、やはりそこには法則性が見えてきます。


タイミングの悪いヤツの特徴

タイミングの良いヤツの特徴


やはり真逆なものがあります。



ひとつは、空気を読む力

タイミングの悪いヤツは、圧倒的に空気を読めません。

他人の表情や言葉から気持ちを想像したり、自分への評価を客観視したり、雰囲気を察知するという感度が低いことがうかがえます。

タイミングの良いヤツはその真逆です。



二つ目は、動作のスピード

タイミングの悪いヤツは、なんだかのんびりしています。

いわばマイペースです。

タイミングの良いヤツは、スピーディ

仕事も早いし、歩くのさえ速い。



三つ目は、自己評価と他者評価の差

タイミングの悪いヤツは、自己評価が高いわりに他者評価が低かったり、とにかく自分が思っている感じと、他人から見られている感じとにギャップがある人のように思います。

対して、タイミングの良いヤツは、自己評価と他者評価にあまり差が見られません。

おそらく、他人の求めていることは何か?という視点で行動を決めている人が多いからじゃないでしょうか。



誤解のないように言っておきますが、タイミングの悪いヤツをディスろうと思って書いているのではありません。

だって本人は悪気はないんですから。


ただ、科学的根拠は証明できませんが、少なくとも統計的にこの3つの特徴が誘引で、引き寄せが起こっている事実は否定できないのかな…


心理学者のユングは「集合無意識」という概念で、これと似たようなことを説明しています。

人は、無意識領域のそのさらに深層の部分でつながっているんだと。

シンクロニシティといったりもします。



なーんてそんな分析をしながら、もうすぐ会社を去りゆく僕は、今、感慨深く職員たちの動きを観察しています。


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