「周期的なため息」が不安を解消するのに役立つ！？

ため息を吐くと幸せが逃げちゃうよ〜。
なんてことば聞いたことないですか？

「ためいきをつくと幸せが逃げる」というのは、一般的に使われる表現であり、迷信の一種です。

この表現は、人々がためいきをつくときに、しばしば疲れやストレス、不安を感じていることが多いため、それが「幸せが逃げる」と表現されるようになったと考えられます。

つまり、ため息をつくから幸せが逃げるんじゃないくて、幸せが逃げるほどのストレスを感じているからため息で緩和しているというのが正確な解釈であると言えます。

実際、ためいきには身体的・心理的なリリーフ効果があり、ストレスを軽減する役割を果たすことがあります。

ためいきは深呼吸の一種であり、体内の酸素を増やし、リラックス感を促進することができます。
「ためいきをつくと幸せが逃げる」というのは迷信であり、科学的根拠はありません。

むしろ、ためいきをつくことで一時的にストレスを軽減し、リラックスできるかもしれません。

そんなため息に関するスタンフォード大学医学部の研究をシェア。

周期的なため息

スタンフォード大学医学部の新しい研究によると、「周期的ため息」と呼ばれる呼吸法が、自宅で簡単にできるストレス軽減法として効果的であると発表しました。

この周期的なためいきストレス軽減法はたった5分間の実践で効果が得られるそうです。

精神医学および行動科学の副学部長であるデビッド・シュピーゲル医学博士は、

「呼吸は意識的な制御が可能な数少ない自律神経系の機能の一つであり、それが全体的な生理機能やストレス反応に影響を及ぼす」

デビッド・シュピーゲル医学博士

と述べています。

不安のスパイラルから抜け出す