【甘えん坊で困る…】アドラー心理学で自立心を育む魔法の言葉
はじめに
子どもが甘えん坊で、親にばかり頼ってしまう…と、親御さんも悩んでしまうものです。
「もっと自分でできるでしょ！」と、つい叱ってしまうことも。
しかし、そんな時こそ、アドラー心理学の教えをヒントにすることで、子どもの自立心を育む魔法の言葉を見つけることができるかもしれません。
【甘えん坊で困る…】に有効なアドラー心理学の教え
アドラー心理学は、「すべての人間は平等であり、それぞれが課題を抱えている」という考えに基づいています。
子育てにおいても、この考え方はとても重要です。
子どもが甘えん坊になるのには、「何かしらの課題を解決しようとしている」と考えられます。
例えば、「親の愛情を確かめたい」「責任感から逃げたい」「自信がない」などの理由が考えられます。
1. 課題の分離
子どもが甘えん坊になったとしても、それは「子どもの課題」であり、「親が解決するべき課題ではない」ことを意識することが大切です。
2.勇気づけ
子どもが自分でできたことを「小さな成功でも具体的に褒め」、「自信を高める」ことで、自立心を育てることができます。
3.信頼関係
子どもが安心して本心を話せるように、「共感」と「傾聴」を大切にすることが大切です。
教えの意味
アドラー心理学のこれらの教えは、子どもが「自分で考え、行動できる人間」へと成長していくためのサポートとなります。
子育てへの活用方法と具体例
1.課題の分離：子どもが甘えてきた時の親の反応
状況: 子どもが宿題を親にやってもらおうとする
親の課題: 子どもが甘えてきたことで、親がイライラしてしまう子どもの課題: 親の愛情を確かめたい、責任感から逃げたい
活用方法:
「自分でできることをやってみようよ」と、優しく声をかける
なぜ甘えてくるのか、話を聞いて理解しようとする
「一緒に考えてみようか」と、自立心を促す
2.勇気づけ：子どもが自分でできた時の親の言葉
状況: 子どもが宿題を自分でやった
親の課題: 子どもが自分でできたことで、親が過剰に褒めてしまう
子どもの課題: 頑張ったことを認めてもらいたい
活用方法:
「自分で宿題をやってくれてありがとう！すごいね！」と具体的に褒める
「どうやって宿題をやったの？」と、話を聞いて興味を示す
「これからも頑張ってね」と励ます
3.信頼関係：子どもが甘えん坊について悩んでいる時の親の態度
状況: 子どもが甘えん坊について悩んでいるようだが、話したがらない
親の課題: 子どもが話したがらないことで、親が不安になってしまう
子どもの課題: 自分自身のことを話せば、怒られるのではないか、否定されるのではないか
活用方法:
「甘えん坊について何か困っていることはある？」と、声をかけてみる
子どもが話したいタイミングで、話を聞く
「あなたの話を聞いて、理解しようとしているよ」という態度を示す
さいごに
アドラー心理学の教えは、甘えん坊を克服し、自立心を育てるためのヒントとなります。
今日紹介した内容を参考に、ぜひ子どもとのコミュニケーションを大切にし、子どもの健やかな成長をサポートしてみてください。
この記事を読んでいただき ありがとうございます。
30年ほど小学校の教員として勤務してきた経験から
「アドラー心理学に学ぶ 子育ての極意」をご紹介しました。
アドラー心理学や アドラー心理学を子育てに活かす意義については
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