人生100年時代、教師を辞めても大丈夫?:研究指定校で仕事をしていたころを振り返ってみる
はじめに
33年間 教員をしていた中で
研究指定校で仕事をしていたのは 6年間です。
研究指定校とは?
2つの小学校で研究指定を受けたのですが
どちらも 教育委員会の指定校でした。
研究テーマはどちらも ICTの活用についてでした。
どんなことをしてきたのか
研究主任として関わった1校目
指定を受けたのは ICT教育という言葉が普及し始めたころでした。
当時は 教務主任を担当していました。
研究を 主として進めてほしいとのことだったので
担任にもどり 研究主任を引き受けました。
研究指定校の 研究主任のプレッシャーもありましたが
久しぶりに担任に戻ることができ とてもうれしかったです。
研究指定の目的は
「ICTをどのように活用すれば効果的か研究し 広めてほしい」
ということでした。
先生方は どんなことを研究し 公開すればいいのか不安な様子でした。
研究指定校になったとはいえ すべての先生方が
ICT活用のエキスパートというわけではありませんでした。
中には 活用に 疑問もつ先生もいらっしゃいました。
研究の企画立案を行う中で
「現在の ありのままの様子を みてもらおう」という
スローガンが 生まれました。
研究指定校となったことで 電子黒板やタブレットが導入されました。
新しい機器を どこまで使えるようになるのか 戸惑いがありました。
導入したてで 機器の接続がうまくいかず つまずくこともありました。
最新機器を 上手に使っているところを見せるなんて 無理がありました。
機器を使うことが目的ではありません。
子どもたちの学びに 効果的だから
ICT機器を道具(ツール)として使うのです。
効果的な場面で 少しだけでいいから
取り組んでみましょうと呼びかけました。
そして できたところまででいいから
「ありのままを みてもらおう」と
提案しました。
「ありのまま」という言葉は
当時 爆発的にヒットした 映画の主題歌にもありました。
「そういうことなら 自分たちにもできそう」と
先生方に 納得していただきました。
「ありのまま」に 感謝です!
研究した内容については 資料にまとめ公開しました。
研究授業も公開し 多くの方に見ていただきました。
子どもたちの学力は この研究と取り組みを始めて
3年目ごろから 着実に伸びているという結果が出ました。
先生方にとっても 子どもたちにとっても
有意義な取り組みとなったことが うれしかったです。
研究主任として 大切にしていることがありました。
それは 「楽しみながら」研究を行うことです。
子どもが楽しく学び 生活を送るためには
職員も「楽しみながら」取り組んだほうがいいと
おもったからです。
詳しい内容は こちらをご覧ください。
この研究指定校での経験は とても有意義でした。
何をしても長続きしない 飽き性の自分が
33年間 教員として働くことができたのも
このような経験があったからだと おもいます。
ほんとうに ありがとうございました!
1校目のことについて 振り返ってみましたが
少々長くなってしまいました。
2校目のこと 以降については【後編】で
ふりかえってみようとおもいます。
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