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一生の思い出作り

今年は新型コロナウイルスの影響でいろいろな学校行事がなくなったり、規模が縮小したりしています。

この行事は本当に必要なのか、教員の働き方改革に繋がる業務改善もあり、良い一面もあったりします。

しかし、子どもたちにとっては、一生に一度の学校行事。

なくなることで、二度と経験できないかもしれません。

先生の間の中で、今回なくなってほしくなかった行事は「修学旅行」。

残念ながら、学校外に出て宿泊することが難しい現状です。

そこで、何とかこの「修学旅行」に代わる行事が学校内でできないかと全力で考えました。

密を避け、学校内で何かかけがえのない経験ができないかどうか。

そこで、公立学校でありながら、自分の学校では土曜日に学校を貸し切り、「お祭り」を開催しました。

「お祭り」という名前で、野外炊飯やレクリエーション、学習発表会、花火大会などなど。

普段、経験できないようなプログラムを盛り込みながら、修学旅行に代わる学校行事を考えました。

この学校行事を開催するにあたって、様々な反対がありました。

安全面はどうなのか、他の学校はどうなのか、初めての取り組みだったため、賛否両論が分かれました。

反対意見はありながらも、子どもたちの時間は有限であり、開催できなければ子どもたちの思い出はどうなるのか。

待っていても何も始まりません。

シンプルに子どもたちと向き合い、先生のエゴではなく、子どもたちが学びたいと想うことを実現する時間が大切です。

自分の学校では休校だった期間に先生方が団結し、子どもたちのために行事をどのように実現できるか、対策をたくさん考えました。

決して、全ての対策を実現できているわけではありません。

もどかしい気持ちを抱きながらも、子どもたちのために努力し続ける職場の先生方は本当にかっこいいです。

そして先週、無事に「お祭り」を実現させ、たくさんの子どもたちの笑顔を見ることができました。

準備など大変なこともたくさんありましたが、教師人生の中で間違いなく、1番、2番を争うほど素晴らしい学校行事になりました。


公立の学校でも、こごまでのことができる!!という希望が伝わると幸いです〜〜

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