「オキナワスズメウリ」の実がなった。
庭には、さまざまな草花が咲いている。
その中に、オキナワスズメウリがあって、秋の浅い頃には、花が咲いて、妻が実になることを楽しみにしていたのに、それがかなわず、がっかりしていた。
オキナワスズメウリの実
それから季節が少しずつ進み、庭の花も咲いたり、柿の実が色づいて、そうした変化に目が奪われていて、オキナワスズメウリがどうなったのか、それほど気にならなかった。
ただ、ある日、妻がうれしそうに話をしてくれて、庭のスズメウリを見にいったら、知らないうちに実がなっていた。
その形は、確かに、何かデザインされたようなカワイイ形だった。
実ができた理由
少し前まで、実ができる気配もなかったのに、そして、その頃よりも気温が下がってきたのに、こうしてできたのが不思議だった。
どうやら、最初は、庭にあったツルが、だんだん伸びていて、道路際の方へ、それは、太陽があたる方向で、その門にからまるような感じになっていた。だから、もしかしたら、太陽の光を求めて、ツルが伸びて、そのことによって実ができたのかも、と思った。
妻は、もっとシンプルに実になるには早かったのではないか。
それに、最初は雌花だけで受精していたからうまくいかなかったのだけど、そのあとに、雄花もできて、そのことで、ちゃんと実ができたんじゃないか、ということだった。
妻にとっては、そういう理由よりも、ちゃんと実になったことが何しろ嬉しそうだった。
実を配る
そして、私は知らなかったのだけど、このウリは、ご近所の方から、最初にタネをもらったらしく、だから、その実ができたことを伝えるために、ウリの実を持って、見せに行った。
その相手の方の反応は、妻が期待したほどの喜びではなかったらしいが、それは、そのご近所の方は、すでに実をつけることに、成功した経験があったからのようだった。
その後、そのウリが可愛いからと、妻は、そのウリの実を自分の姉に届けることにした。とても喜んでくれていた。
そういうやりとりができるのは、聞いていても、うれしいことだった。
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