どうして締め切りを過ぎてしまうのだろうか?
同じようなものを買うときに、「プレゼント!」という文字がある方を買ってしまう。
それだけではなく、いつも購入するような商品に、そんな言葉があっても、ちょっとうれしい。だけど、最近はQRコードなどスマホを持っていないと、応募もできないことがあるから、すぐにガッカリしてしまうが、恥ずかしいせいもあって、露骨にうなだれたりはしない。
ポテトチップス
スナックの王様と言われて、思い出すものは人によって違うのだろうけれど、ポテトチップスは、間違いなく王様の「ひとり」だと思う。そして、ポテチという名前に関しては、いつの間にか広まっていたのだけど、その略称と、自分の中のポテトチップスが結びつかない時期が長く、今でも少し違和感がある。
だから、自分の中ではポテトチップスは、ずっと「ポテトチップ」であって、それ以上、短くできないものだったから、だと思う。
それでも、ポテトチップスといえば、カルビーで、そのことは昔から、さらには今に至るまで、その市場規模で言えば圧倒的な一位らしいから、そのイメージは変わらない。
そのカルビーのポテトチップスも、最近はあらゆるものが値上がりしてしまって、いわゆるプライベートブランドの、もう少し安いほうのポテトチップを買うことが多くなった。
だから、カルビーのポテトチップは、自分にとってはちょっとしたぜいたく品になってしまってるのだけど、それでも、時々、少し値下がりで売っていることもあって、そのときには、少しだけ思い切って、カルビーのポテトチップスをカゴに入れる。
袋を開けて、おやつの時間に妻と二人で食べる。
やっぱりおいしい。
食べ終わって、袋の裏を見ると、プレゼントの文字があった。それも、最近では珍しくなってしまったハガキでの応募だった。当選したら、ジャガイモをくれるらしい。
ちょっとうれしいよりも、さらにもう少しだけうれしかった。
空き袋
だから、妻に、この袋は捨てないようにお願いして、それなのに、自分では忘れてしまっていて、少し経ってから、「あ、あのポテトの袋は?」と聞いたら、ごく普通に「洗って、台所に干してあるよ」と答えてくれた。
流しのそばの輪ゴムやビニール手袋などを置いてある棚のようなところに、その空き袋はクリップで止めてあった。
ありがたかった。
プレゼントの応募の詳細を、老眼鏡をかけて確かめた。数字が少し小さいと読めないけれど、それで、その締め切りが何ヶ月か先だと分かった。季節で言えば、1つか2つ先だから、そこで、なんだか完全に油断した。それでも、締め切りは、郵便物の値段が上がった後のことだから、できたら、その前に出したいなどとも思う部分まであった。
だけど、そのまま、空き袋のことは忘れていた。
どうして締め切りを過ぎてしまうのだろう
とても暑い夏が続いて、もしかしたら気温が下がらないんじゃないかと思ったときがウソのように急に寒い日が続くようになって、気がついたら、冬といってもいいような毎日が続いたら、年末になっていた。
それで、いつも台所で食器を洗うときにすぐそばにあるのに、ずっと目に入っていなかったポテトチップスの空き袋に気がついて、締め切りを確かめたら、つい何日か前にその期日を過ぎてしまっていたのが分かった。
自分にガッカリした。
小学校の頃、学校で連絡事項が書いてあるプリントなどをもらって、これは家に帰って親に見せないと、とそのときは思っているのに、ランドセルに入れて、歩き出した瞬間に忘れるというよりも、その出来事そのものがどこかに行ってしまっていたのだろう。
そのプリントは、ランドセルの底に折りたたまれてしまって、それは今はアコーディオンと言われるらしいけれど、そんな状態になったことをたまに、あまりにも連絡事項がないことを不審に思った母親に見つけられ、怒られもせずに、ただあきれられた記憶がある。
だから、基本的に事務的なことをする能力が劣っているのは自覚しているが、いつもと少し違うことをするだけでも、妙に決意とエネルギーがいるから、分かっていても、できない。
プレゼントの応募も、ハガキを用意して、必要事項を書き込んで、さらに郵便料金は上がっているのに、昔のハガキを使うことになるから、そこに不足分の切手をさらに貼って、という一連の作業を少し想像した時点で、ちょっと疲れてしまう。
だから、締め切りまでは時間があるから、まだ大丈夫、もう少し元気なときに、時間の余裕があるときにハガキを書こう、などと心の中で繰り返していただけで、それは外から見たら何もしてないのだけど、そうやって時間が過ぎてしまった。
そんな事情はあったとしても、それは個人的なことで、しかも、ただだらしないことでもあったので、妻にあやまった。
---この前、せっかく、袋を洗って、保管しておいてくれたのに、気がついたら締め切りを過ぎていた。ごめん---。
そうしたら、妻は笑って答えてくれた。
「そんなことで、あやまらなくていいのに」
こんなことを言ってくれる人と一緒に暮らせるのは幸運なことだと思った。だけど、それを伝えると、大げさ過ぎて、妻にはひかれる、と思って、その時は言えなかった。
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