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『電車遅延情報と、「コロナ感染死」』。2024.5.25。

 昨日と比べると、過ごしやすくなるそうだ。

 それは気温が少し低い、ということのようだけど、やっぱりあたたかいよりも、少し暑いような気もする。

 コンピュータを立ち上げて、電車の情報を見たら、これから乗るはずの路線が、「一部運休、遅延しています」という文字を見て焦って、いつもよりも一本前の電車に乗ろうと思う。


ソニックユース

 午前9時前に家を出る。

 人通りは少ない。

 コンビニの前で、カップルが犬を連れて、立ち止まっている。おしゃれな二人で、男性のTシャツには「sonic youth」と書いてある。

 よく分かっていなくても、なんだかかっこいいバンドだったことは知っている。

 病院の前には、高齢の女性が一人待っている。扇子を取り出して、顔をあおいでいる。季節が移っていく感じがする。

掲示板

 駅について、改札の上にある電光掲示板を見ると、遅延情報は出ていなかった。遅れているという情報を見たのは、この路線とつながっているから、もう出てないということは遅延が解消されたのかもしれない。

 それを確認して、改札に入る。いつもよりも一本前の電車に乗った。

 車両内は空いている。

 少しずつ混んでくる。

 優先席に座って、単行本を前のめりになって読んでいるように見える高齢者の女性がいる。

マスク

 静かなまま進み、終点に着く。

 次の路線に乗ろうとすると、次の電車の発車時刻も遅れなく普通に表示されている。もう、遅延は解消されたようだ。

 電車に乗ると、座席に座っている人たちが、2列で14人。そのうち6人がマスクをしている。

 他の座席は、やや少ないから、全体では3〜4割ほどの着用率になっている。

 天気はいい。

 大きな駅で人がたくさん降りて、座れた。

視線

 目的の駅に着く。

 ホームに降りて階段を上がって改札を出る。

 構内には待ち合わせで、誰かを待っているらしい人が、こちらに視線を向けている。

 その人たちは、求めている人がいて、こちらにしっかり視線を向けているけれど、当たり前だけど、この人じゃない、という拒絶がすぐに来るように感じる。それが少し不思議に思えるのだろう。

 駅の隅にあるアルコール除菌ポンプを押すと、今日のたっぷり中身が出てきた。

 駅を出て、階段を降りて、道路に出る。

 その脇の広い歩道にはきれいに人が輪を作っている。

 20人くらい。

 一人一人があいさつをしているようだ。

 急に地図のようなものをみんなが出して見ているから、これからこのグループで歩くのかもしれない。

 公衆トイレに入って、手を洗っていたら、何人か袴姿の男性がいた。

 外には弓道部が集まっていたのは分かったのだけど、そういう姿の人たちが、そばにいるだけで、少し時代が違うように思える。



今も続く「コロナ感染死」

 2類感染症相当だった新型コロナが、季節性インフルエンザと同等の5類感染症に移行してから5月8日で1年が過ぎた。すっかり終束したかのようになっているコロナだが、実情は異なる。

 厚生労働省が発表している人口動態調査や死亡診断書によると、“コロナ関連の死亡者数”は、今年1~2月だけで、すでに約1万人超。昨年12月から今年2月の“第10波”による死亡者数は、合計約1万3千人。最多の死者(約2万6千人)を出した第8波(2022年11月~2023年1月)、2番目(約1万6千人)の第7波(2022年7~9月)に次ぐ多さとなっている。

 重症化率でも、新型コロナは2.49%、季節性インフルエンザは0.79%(いずれも60歳以上、厚労省調べ)と3倍以上の差がある。

(『女性自身』より)

 つい最近まで、こうした状況が続いていたことを広く知らされることはなかったように思う。

このように、いまだコロナで死亡する人が減らないのはなぜか。前出の玉井さんは、こう分析する。

「現在でも、『発熱患者はお断り』という医療機関があるので、初動が遅れた結果、重症化してしまう方が出てくるのではないでしょうか」

(『女性自身』より)

 コロナ禍が始まってから4年が経ち、対策が進化していると思っていたのだけど、現在も変わらない怖さがあることを改めて知った。

 5類に移行する際、厚労省は「最大で約6万4千の外来医療機関でコロナ患者を診る体制を目指す」としてきたが、今年3月27日時点でコロナ患者に対応している外来医療機関は約5万施設止まり。しかも、厚労省は今年3月末で公表を打ち切ったため、その後の増減は不明だ。

(『女性自身』より)

 これだけの死者が出ているのに、なぜ、こうして見えない状態にしていくのだろうか。

 では、リスクの高い方を守るためには、どんな対策が必要なのか。

「季節性インフルエンザの場合、感染者が増えてくると注意報や警報が出ますが、コロナはそれすらありません。せめてインフルエンザ並みの基準を作らないと、尊い命が失われ続けるでしょう」(玉井さん)

 せめて感染者数の発表や、罹患者が医療にアクセスしやすい体制を整えるべきだろう。加えて、私たちが「感染しない、させない」ためには、従来どおり、公共の場所でのマスク着用や、体調が悪いときは外出を控えるといった基本的な対策も必要だ。

(『女性自身』より)

 リスクの高い人間が身近にいるのであれば、ずっと対策は続けるが、政策などが冷淡にしか思えないので、感染死の可能性に怯える日はまだ続きそうだ。そして、さらに孤立感が増しそうだ。

 こうした重要な情報は、新聞などが広く伝えるべきだと思うものの、その気配もないことに、改めて気持ちが重くなる。


夕方

 午後4時過ぎに用事が終わる。

 いつもよりも少し遅めだったのだけど、駅に向かう。

 少し暖かい感じで、空は薄曇りだった。

都心

 いつもとは逆の方向の電車に乗る。

 より都心へ向かって駅で降りて、ギャラリーに行く。

 昨年になってできた比較的新しい場所で、おしゃれなカフェも併設されている。

スマホ

 帰りは、いつもよりも遅く午後6時前にまた電車に乗る。

 少し空いていて、座席に座れる。右隣の女性はiPadを触れている。私の目の前に立っているスーツ姿の女性はスマホを見続け、左の隣の親子連れはスマホを触り続けている。

 コンピュータに囲まれている。

バスケット

 途中の駅で、片手でダンクシュートを決めようとしているシルエットがデザインされたTシャツを着ているバスケットのチームの少年たちが乗ってきた。

 10人くらいはいて、その中で最も身長が高い少年はお腹が出ていて、明らかに肥満だった。余計なお世話だけど、どうなのだろうと思った。

単行本

 目的の駅に着いて、乗り換える。

 次の路線が出発するギリギリなので、走って乗り込む。

 すぐ前の座席に座っている小学生らしき女子単行本を読んでいる。

 次の駅でホームに設置されているスロープを使ってベビーカーが降りていく。

ジャンケン

 自宅の最寄りの駅に着く。

 改札を出たら、母親と一緒だと思われる幼い兄弟が、ジャンケンを繰り返しながら、商店街を歩いていく。

 ずっとジャンケンは続いている。

 午後6時を過ぎているけれど、まだ十分に明るい。





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