戦略的学級経営 クラスを安定させたいならば、最初のターゲットは……
みなさん!
突然ですが、年度始めにクラスを作っていく上で、みなさんが重要視している子はいますか??
去年大変だった あの子
クラスのリーダーになりそうな あの子
それぞれ「ターゲット」としている子がいるのではないかと思います。
私が年度始めに重要視しているのは、ずばり…………
「今まで大人しかった真面目な中間層の子」
です!
1 なぜ中間層なのか??
2 なぜ、真面目な大人しかった子なのか??
3 クラス全体への影響
1 なぜ中間層なのか?
みなさん
「2・6・2の法則」
って知ってますか?
そんなの知ってるよー!!との声が多く聞こえてきました。笑
組織は、「2割のよく働く人」と「6割の普通の人」と「2割の働かない人」で構成されているというものです。
有名がゆえ、最近は教育書などにも、この「2・6・2の法則」が載っていたりしますね!
学校に当てはめて考えてみると
こんな感じでしょうか?
上手くいかないケースで多いのは、下位層である2割にターゲットを当てた場合と言われています。
彼らの問題は根深いことが多く、その子たちに時間をかけているうちに中間層が落ち込んでくるからです。
では、反対にリーダー層の子たちにターゲットを当てるとどうなるでしょう??
この本などでは、ランナー(いわゆるトップ層)を引っ張るべきだと書いてありますが…………小学生だと少し変わってくるのかなと個人的には思っています。
個人的な見解ではありますが、トップ層をターゲットにすると、クラスとして大きな問題は起こらないかもしれませんが、クラス全体の成長には繋がっていきにくいイメージがあります。
図を見れば分かるように、
大部分を占めているのは「中間層の6割」の子たち
なのです!
なので、この子たちを味方につけると、クラスは安定するのです。
2 なぜ真面目な大人しかった子なのか??
簡単に言うと、
「成長スピード」が早いから
です。
今まで真面目に授業を受けてきて、能力値は高い。
けれども、勇気がなくて挙手・発言はできていない。
って子、結構いませんか??
この子たちに今まで足りていなかったのは「勇気」なんですよね。
なので、担任との信頼関係を築き「勇気づけ」をすると、すぐに「成長」し始めます。
(力を解放してあげるイメージ。笑)
3 クラス全体への影響
すると、どうなるか?
周りの子たちも気付き始めます。
「こいつ、、成長している!!」
と。
「大人しかった子」が、積極的に挙手・発言したりし始めたら、まあ子どもたちも気付きますよね!
すると、他の中間層の子たちも思い始めるわけです。
「今年は変れるかもしれない」
「成長できるかもしれない」
と。
そうしたら、もうこっちのもの。
中間層の信頼は得たことになります!
思わぬ副産物は、
トップ層がさらに伸びるということ。
下から突き上げられているわけですから、負けじとトップ層も努力をし始めて「成長」します。
こうすることで、トップ層も自分の能力にあぐらをかくことがなくなります。
さて、こうなるとクラスの8割が「成長」していく空気感になります。
すると、下位層だった2割の子たちも「少し頑張ろうかな」と少し思い始めます。
8割の子たちは、みんな成長することの楽しさを分かっているので、その子たちを助けます。
そして、晴れてクラス全体が「成長しよう!!」という空気感になっていきます。
【こそこそ噂話】
ということで、今回は年度はじめのターゲットのことにつてお話ししました!
実は、最初から狙って行ったわけではなく、最初は「まじめにやっている子たちが損するようなクラスにはしたくないな」と担任初年度に思ったのがきっかけです。笑
これが正解ってわけではありません!
少しでも、ご自分の学級経営を振り返るきっかけになったらなーと思います!
今回も読んでいただき、ありがとうございました!
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ポチッとするだけでいいんです……それだけで助けられるNがいます……笑
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