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子どもに泣かれるのが辛い

昔、子どもに泣かれるのがとても辛かった。

赤ちゃんの頃は、ちょっとでも泣こうものなら泣き止ませなきゃ、、ってひたすら抱っこやおんぶしておっぱいあげて、おしゃぶりさせて。

ある程度大きくなってからも

なんとか泣かせないように必死で、ストレスでいっぱいになってて。

子どもの存在が私を苦しめる。とさえ思っていた。

だから子どもに優しくするなんて余裕は皆無。

「お母さん」て甘えて来ようものなら振り払いたい衝動に駆られるから、「今◯◯してるから」とか何かと理由を見つけては子どもから離れた。

そういうやり方しかわからない自分も

ほんとに情けなくてやだったなー。

色々な気持ちを経験してみて、過去の私の事が良くわかる。

子どもが可愛くなかった訳じゃなかった。

子どもに泣かれるのが辛いのは、私もいっぱい我慢しててコップの水が溢れてしまうから。

必死に堰き止めてきたものが決壊したら、自分が壊れてどうにかなっちゃう。。

それが怖いから子どもから離れたかっただけ。

でも、決壊したら壊れてしまうなんて幻想だから。

子どもに泣かれて溢れてきたら、一緒に泣いてしまえば良かった。

私だって辛いんだ。

どうしたらいいのかわからない。

そうやって吐き出してしまえば良かったのにね。

スッキリしたら、子どもの気持ちもわかるようになるもんだよ。

あなたも今こんな気持ちでいるんだね。って。


お母さんは感情を出してはいけない。

そんな固定観念が自分を苦しめるんだと

私も1人の人間なんだから感情があって当たり前って

もっと早くに気づくことができたら

可愛い盛りの子どもたちとの時間を罪悪感と後悔で埋めずに済んだのに。

楽しそうにしている他の親子を恨めしく思う事に時間も気持ちも使わずに済んだのに。

なんでうまくいかないんだ。と自分を責めずに済んだのに。


過去の私に心からエールを送りたくなる時がある。

泣きたい時は子どもの前で泣いてもいいんだよ!お母さんだって。







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