「やばい」の気持ち
こんばんは。三条まなびぷれ~すです。
先日、生徒の作文を見ていたら「やばい」という表現を使っていました。
文脈から読み取るべきなのでしょうが、作文に「やばい」という表現はそぐわない気がして、別の形容詞を使って表現してみてくださいと促しました。
出てこないんですよね。
ネットで「語源由来辞典」から「やばい」を調べてみると「やばいの類語・言い換え表現」としてたくさんの形容詞などが並んでいました。
ほかにも「好き、美しい、楽しい、カッコいい、感動する、似合う、ビックリし、意外だ、不快だ、カッコ悪い、似合わない」などの表現にも使われているようです。
私の「ヤバい」は大概否定的、ネガティブな表現で使い、あまり肯定的な表現としては使ったことがありません。年代でしょうね、きっと。
それにしても、こんなに数ある形容詞を全て「ヤバい」で表現してしまうことは日本語の衰退を表すのでしょうか。
この「ヤバい」は平安時代の「いとおかし」に通ずるものがあるなと思うのは私だけでしょうか。
いろんな感情を「いとおかし」で表現した平安(国風)文化。
高校受験の国語の長文読解の文章に「ヤバい」が続出し、「さて、この作者はどんな気持ちだったでしょう」という問題が出てくる日もそう遠くないかもしれませんね。
※Instagramやってます →sanjo202404 で検索してください。
タイトルの画像はもげらさんの作品を使わせていただきました。ありがとうございました。
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