「空っぽ」
- 疑問 -
私がこの世界に生まれてきた意味はなんだろう。
たばこを吸いながら1人で考えている。
誰にも打ち明けられずただのんびりと過ごす毎日だ。
ほんとうはこんな風には望んではいなかったのに。
「わたし空っぽなんです。」
自分を表現するとこの一言だ。
空気みたいな何者でもない存在。どうしたらいいかわからずただひたすら息を吸って考えている。
こんなことを考えているうちに火が消えてしまった。
なんだか少し寂しい。手が寒い。
- 不安 -
私は相手に自分の全てをさらけ出す、何かを伝えるということが苦手だ。嫌いなのかもしれない。
家族にさえもそうだ。
毎日自分自身としか会話をしていない。これはもう慣れてしまったのだろう。慣れというものはとっても怖いものである、それが普通になっている、普通とは何かもあまりよく分かっていないが。
多分だが、自分の全てを知ってしまったら何かが変わってしまいそうで、その人だけを頼ってしまうのが怖いのかもしれない。
自分の気持ちや本音を話したら泣いてしまいそうになった経験が何回かある。きっとそれは、相手に拒絶されてしまったり私から離れてしまうのが怖いのかもしれない。
だから私はただ1人で、、。