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【読書メモ #16】ダイバーシティ 女性活躍はなぜ進まない?
〜2月28日 19:30
私はダイバーシティ、その中でも女性活躍については、かなり課題意識を持っている。
単純に人口動態として、生産労働人口が急激に減少しているので、人手不足の観点から、専業主婦(専業主夫)でなく、働き手が増えた方が良いと思っている。
下記読書メモで触れたが、働く人がいなければお金があっても使えない状態になるからである。
スーパー、コンビニなどの小売が特に影響が大きいと思うが、人がいなければ店舗運営を維持できないのだ。
総務省のページより、高齢化の推移と将来推移のグラフを下記に貼ったが、生産年齢人口(15-64歳)は私が子どもだった2000年には8,622万人だった。2025年には7,170万人と約1,500万人(約17%)減少している。今の子どもたちが大人になる頃には17%以上減少しているだろう。
だとすると、今までのように男性中心の職場は自然と人手を確保できなくなり、事業運営が厳しくなると考えている。翻って、事業継続するには女性活躍は必須の条件だと思っている。
高齢化の推移と将来推計
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より
前置きが長くなったが、今回取り上げる本は、
「ダイバーシティ 女性活躍はなぜ進まない?」である。
(羽生祥子 日経BP)
\ダイバーシティ分野の第一人者、羽生祥子が/
\約100社の企業研修を通してまとめた決定版!/
1部●ダイバーシティが進まない日本の性別ガチャ
国・企業・家庭の"性別ガチャ"と克服法を解説。
ダイバーシティが経営に必要な3つの理由は
投資家対策/人材獲得・離職防止/イノベーション
2部●現場あるある質問&お悩み10に一挙回答!
女性を役員にして業績が上がるの?/海外の方法は
うまくいかない/DEIって何?職場に平等は不要
女性のも原因がある!/女性管理職候補がいない等
3部●先進企業・実名入り、項目別★実践ノウハウ
社内意識調査、数値目標/女性リーダー育成/
スポンサーシップ/男性育休/中小企業の場合等
【読みどころ】
●"性別ガチャ"=男性か女性かで、本人の意思と関係なく、生き方も働き方もこんなに違うのは、日本固有のモンダイ!
一体それはどこからくるのか? なぜ克服できないのか?
世界から見れば異常値もたくさんあるこの現状をどう克服するか?
今作も根拠とデータ満載でお届けします。
●この10年以上でダイバーシティに関する100社以上の研修をしてきた著者。
特に人気の「ダイバーシティが進まない4つの時代背景」と、「現場あるある質問&お悩み」を分かりやすく、本音で解説!
<現場あるある質問&お悩み>あなたの組織にも、ありませんか?
1)女性活躍は逆差別だ!男性から不満
2)女性を役員にして業績が上がるのか?
3)海外のやり方は日本ではうまくいかない
4)DEIって何?職場に平等は不要!
5)女性のほうにも原因があるのでは?
6)人の家庭の夫婦分担に口を出せない
7)紅一点の女性役員に若手が引いている…
8)女性で管理職候補になる人がいない
9)子どもがいない人にしわ寄せがいく
10)若い世代は自然と女性リーダーが増える
●先進企業はここまでやっている! 項目別・実践ノウハウをたっぷり紹介!
1)年間スケジュール、社内意識調査
2)社長のコミットメント、メッセージング
3)女性リーダー育成、パイプライン構築
4)スポンサーシップ、リスキリング
5)男性育休取得
6)製造業、中小企業
7)理系人材採用
性別も世代も超えて、"スッキリ腹落ち"できる、ダイバーシティの決定版です!
感想
本書では、親ガチャ、国ガチャなどと同様に、「性別ガチャ」というキャッチーなワードが使われている。
性別によってキャリアが決まってしまうということを指して使われた言葉だが、日本の女性の就労環境を聞くと確かに誤っていないと思う。
具体的には、世代別に女性の労働背景は下記構造があると記載されている。
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2月16日 20:00 〜 2月28日 19:30
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