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【子育て日記 #1】生後3ヶ月の赤ちゃんからおじさんが出ていった話

最近は読書内容の紹介と、自分の思考のメモを固い文章で書くことが多かったので、たまには柔らかい、かわいい話を書こうと思う。

まず、タイトルだけ読んで先祖が取り憑いちゃった怖い系の話かと思った方は安心して欲しい。
あかちゃんって生まれたばっかりの頃は、おじいちゃんみたいだよねという話の延長線の惚気である。

まず簡単に赤ちゃんと私について、最低限の基本情報を紹介。
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〈赤ちゃん〉
・いま生後3ヶ月
・可愛くてもちもち
・だが、いつも眉間に皺を寄せ怒っている顔をしている

〈私〉
・生後2ヶ月くらいまで育休を取り、一日中一緒にいた
・会社勤めなので平日は出勤しないといけない。
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基本情報に書いたとおり、私は生まれてから2ヶ月ほど育休を取っていた。もちろんお世話があるのでほぼ一日中家にいる状態だ。
2ヶ月頃には顔も覚えたようで、近付くだけでニコニコしてる(ようにみえる)ことが増えていた。少なくとも、いつも家にいる人という認識はされていたと思う。

そして、育休が終わり会社に出社することになった。赤ちゃんにとっては、一日中いた人がいないことが初めての経験になる。
結果、私のことを忘れてしまったのだ。とても悲しい。
もちろん努力はした、休日と在宅勤務の日は出来る限り一緒にいて覚えてもらおうとする。その日は顔を覚えてくれる。けれども一日出社するとどうしても忘れてしまうのだ。

さて、そんな感じで2〜3ヶ月の期間を過ごした。
ある日、いつも通り赤ちゃんと遊んでいたら、テレビで見るような赤ちゃんの顔で楽しそうに笑っている。今日はとてもかわいいし、楽しいぞと思って遊んでいた。

そして、翌日例の如く会社に出社し帰宅した。今日も遊ぼうと思い、赤ちゃんに話しかけた。そしたらとてもニコニコだ。何と私のことを覚えていたのだ。
昨日は楽しく遊べたからかなと思って遊んでいたのだが,ふと気づいた。
(あれ、顔が怒った顔じゃなくなってない?と)

これは間違いない。今まで私が楽しく遊んでいたのは、前世の人格(おじさん)で、3ヶ月を経ておじさんが出ていき、純粋な赤ちゃんとして再誕したのだと。

わたしは初めて見る純粋な赤ちゃんの笑顔に心を打たれた。今までのおじさんも、ずっと怒った顔をして愛らしかったのだが、純粋な赤ちゃんもやっぱりかわいい。

確かにおじさんだったら、同じおじさんが顔を近づけて遊んできたら不愉快な顔になるし、好きでもない人をいちいち覚えてはいられないだろう。

きっとおじさんは、生まれたてで身体が弱く、周りに危険がたくさんある環境から守ってくれるためにしばらく残っていてくれたのだ。そして、3ヶ月を経て丈夫に育ち、この親なら大丈夫そうだと思い出て行ったのだろう。

ありがとう!おじさん、と思う一方でもう少し早く出て行ってくれてもよかったのにと思う今日この頃でした。

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