3 count...(3カウント)は、不思議なあちらの世界から仕入れた魔法や不思議な雑貨を使うハンドメイド雑貨屋さん。
minneギャラリーで販売中。
ここでは、アクセ…
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2021年1月の記事一覧
#45 月の降る夜の灯り
「星に興味があるなら
店内のものを色々と見てごらん。
星を読むことに興味が出てきたら
ぜひ勉強することを薦めるよ。」
「ありがとうございます。
でも占星術って難しそう…」
「それはどこまで詳しく読み解きたいかに
依るだろうね。
私は1人でも多くの人に占星術に
興味を持ってほしくて
このお店をやっているのさ。」
「なぜ占星術に興味を持ってほしいのですか?」
「星の読み間違いを防ぐには
色んな
#44 天文雑貨店店主Francesco(フランチェスコ)
Jose(ホセ)から聞いた天文雑貨の店は
カフェのすぐ近くにあった。
ショーウィンドウには
様々なサイズの望遠鏡や複雑な天文図など
一般の人は使わないであろう代物が
たくさん陳列されていた。
中に入ってみると
色もサイズも様々な丸いものが
たくさん目に入ってきた。
足元にも背の高さ以上の棚にも
空中にも浮かんでいた。
近くに浮かんでいるものをよく見ると
それらは惑星か何かのようだった。
#43 可憐なメタルローズ
Oliviaが次に取り出したのは
小さな一輪の花だった。
しかし、自然の色とは思えないほど
輝いていて金属のような質感だった。
「これも、持って行ってって
言われたものよ。」
「これって薔薇の花?」
「そうよ、メタルローズっていう名前の
薔薇の花よ。」
「確かに、すごいメタリックだよね。
でも、メタル感すごいのに
どこか可憐な感じするよね。」
「そうよね~。
薔薇特有の繊細な感じ?
#42 Eveの特製ハーブティー
大きな鳥かごを持つOliviaと一緒に
カフェの店内に入った。
「いらっしゃ…
やぁ!Alex(アレックス)!帰ったんだね!」
「Gregory(グレゴリー)!ただいま!」
Oliviaのお母さんとお父さんの名前を
この時初めて聞いた。
2人はきつく抱擁し、楽しそうに話していた。
少ししてAlexから離れたGregoryは
Oliviaの持っている大きな鳥かごを見つけた。
「新しいフクロ