水引との出会いはこの本から!紙のいろんな楽しみ方を教えてくれた|読書記録2024
私は紙のにおいが好きです。
包装紙や印刷物を手にすると、くんくん嗅いでしまいます。
紙の手触りも好きです。
手帳やノートを買うときには、触って、どのような書き心地なんだろうと想像します。
そんな紙好きセンサーが反応して読み始め、紙の奥深さにどんどんハマり、シリーズ7冊全て読み終えた本のお話です。
#13 『紙屋ふじさき記念館 あたらしい場所』 ほしお さなえ 著
「紙屋ふじさき」という老舗の紙の企業が運営している記念館を舞台に、いろいろな紙小物が出て来るお話です。
シリーズ7冊どれを読んでも、いつも「紙っていいなぁ。紙を触りたいなぁ。紙ってぬくもりがあるなぁ。」と感じました。
たくさん出て来た紙小物の中でも、一番印象に残っているのは、シリーズ3作目『紙屋ふじさき記念館 カラーインクと万年筆』に出て来た「水引」です。
今まで水引というと、結婚のお祝いの祝儀袋や弔事用の香典袋の飾りというイメージで、あまり身近な存在ではありませんでした。
この本によると、水引はもともと結納の「結(ユイ)」のためのものだったそうです。
水引はただの飾りではなく、結の心を表したものなんだと知り、水引って素敵だなと興味を持ちました。
最近では、水引のアクセサリーが販売されていることを知り、この結の心を届けたい親友に、お揃いの水引のポニーフックをプレゼントしました。(もちろん本の言葉も添えて)
そして、可愛い水引アクセサリーを見ていると、自分でも水引で何か作ってみたいと思いはじめ、体験レッスンにも参加しました。
初めて触る水引は思ったよりもかたくしっかりしていて、扱うのが難しかったです。
その日は、初心者でも簡単に作れる立体のお花に挑戦しました。
お花を小さくして茎も作ったら可愛いかもと思い浮かび、家に帰って作ってみました!ぬいぐるみに持たせてみると可愛かったです。
よく見かける梅結びやあわじ結びを作るとなると、かなりの練習が必要だなと思いました。
このように『紙屋ふじさき記念館』のおかげで、私の紙の世界はどんどん広がっていきました。
和紙の産地に行ってみたい!
紙漉きを体験してみたい!
紙に活版印刷をしてみたい!
まだまだ紙に関するやりたいことがたくさん。
私の紙好きはまだまだ止まりそうにありません!
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