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食べ塾34:人手不足の半分は「採用下手」だと言えます!柔軟に工夫しよう!

 私の知り合いの方の奥さんが漬物の工場に面接に入った話を聞きました。
その工場は全部で30人くらいで40代~70代の女性が多く働いていました。

就業初日に、専業主婦という50代の女性がいきなり、作業の中で一番重労働の現場で働くことを指示され、
「若い方だから今日はここでやって。続けられなかったらほかの場所に変わってもいいから」と言われたそうです。

この奥さんは、専業主婦からいきなり6~8時間の漬物工場の労働現場に
投入されて、「人間関係はいいけど、仕事の振り分け方が良くないから続かない」という理由で2日でやめてしまったそうです。

■今どきのコツ1:すべて会社が条件を決めて
   募集を何回しても応募者はいません!

理由①:応募者は会社の都合を理解しつつも、自分の生活条件からの
    希望も叶えて欲しいからです。
    歩み寄りや話し合い無用は、双方の無駄に終わります。

理由②:昔はお金の為なら我慢して働く人が大半だったけど、
    今は、お金の為だけで働く人生は幸せでないと考える人が多い。
    仕事の中にも満足感が必要です。

募集条件を四角形の穴に例えるなら、応募者も資格の穴の人でないと
応募もないし、定着もしません。(*50人に1人、100人に1人かも)
丸い人や六角形の人、八角形の人、楕円形の人は合致しません。

応募者に対して、採用側の柔軟な変化と対応が必要です


■今どきのコツ2:募集職種にダイレクトに応募
した人なら、勤務時間は希望時間を考慮する!

  一人一人の応募者の人は、「希望勤務時間」と「希望時給」、
「希望月間収入額」を決めて面接しています。

  ある弁当店では、もう1年間も募集しても、早朝3:00~昼12:00までの
応募者がなく、スタッフが1人欠け、2人欠けするうちに、
ごはんがごっちんになったり、盛付がランざるになったり、やっつけ仕事が
目立つようになりました。

この現場の経営者の方には、
どの時間帯でも3~4時間以上働いてくれれば助かるのだから、
勤務時間は応募する人の都合を聞き入れてから、「採用優先で考える」ように伝えました。

採用後の定着する2~3か月度には、
人間関係も安定し、職場のことも理解し、少しは融通が
利く「状態に変わる」から、
最初から性急に要求しないことです

と説明しました。

■今どきのコツ3:すべての担当部署から
 希望のところを選択させれば、
 喜んで前向きに仕事する!

  応募者は、「与えられた仕事がちゃんとできるか?」とか、
「続けられるか?」を常に不安視しています。

面接時に募集職種が合わないと思っても、もし希望職種がその会社内に
あると提示されれば、双方ともに無駄が出ないと思います。

Aの職種が無理としても、募集外のBの職種ならやってみたいという
こともあると思います。
だったら、この人をBの職種に採用して、B職場の人の中から、
A職場に希望者をローテーションする方法も取れます。

■固定概念管理から柔軟志向管理に転換すると、
 人手不足が少しづつ緩和されます!

時間の制約を解放
 
応募時の希望は1年毎に変わります。
 きっと、役立つ採用につながります。
 可能な限り希望勤務時間・日数を叶えてあげることです。
 *双方に理解と安心感が生まれれば、話合いで変更ができます。

職務内容の開放
 「この仕事しかありません」だけでなく、ご希望があれば、
「Aの仕事、Bの仕事、Cの仕事があります。」と提示してください。

 *やがては最高に役に立つ「オールマイティーな人」になって欲しい
  訳ですから。

 結局は職場になれ人間関係に慣れれば、
 お互いに折り合えることだと思いますから


時給の開放 ~短時間ほど時給を大幅に引き上げる
 私の知る現場の一つは、ランチタイムピーク時前後2時間だけの
 勤務ですが、時給は1500円です。
 これは、1回勤務=最低3000円という勤務者の希望を叶えた条件で
 雇用しています。

 *時給850円~1000円で4~5時間勤務させるよりも、経営者も
  働くパートさんも双方良いことと思います。


結局は、
お金のために働くのではなく、

幸せな人生を築くために楽しく働きたい現場を
実現させることが大切なことと思います!


(了)


 


飲食コンサルタント業30年の経験を通じてお知らせしたいこと、感じたこと、知っていること、専門的なことを投稿しています。 ご覧になった方のヒントになったり、少しでも元気を感じて今日一日幸せに過ごせたらいいなと思います!よろしければサポート・サークル参加よろしくお願いします