謎のキャラクターで糖類を覚えよう(高校化学)
高校化学,大学入試においてある程度糖類を覚える必要があります。
とりあえずは
単糖…グルコース,フルクトース
二糖…スクロース,マルトース,セロビオース
多糖…デンプン,セルロース
位を覚えておけば十分です。
分子の構造は,二次試験対策までには書けるようにしたいです。
鎖状構造や平衡の変化,還元性や立体的な配置もしっかり押さえたい所。
二次ではあまり知らない糖類の立体配置などを考えながら攻めていくような問いもありますが,「知っている糖」の反応の類似で考えていけばいいです。
が,共テレベルだと,OHの位置の「穴埋め」程度の出題も多いです。そうなると,どんな形かを早めに思い出せる方法も必要で,その一つがもうちょっとキャラクター的に覚えてしまおうという考えです。
なにやら,カメっぽい形の生き物を後ろから見ている感じのイメージ,環状構造のOを頭とみなし,OHを足や尾や突起(?)とみなせば,そんなようなキャラクターのイメージを持つことができます。
二糖は手と足をつないでいる感じ,スクロースなんかはフルクトースのひっくり返りもイメージできます。
鎖状構造になる「ヘミアセタール構造」は「右肩が弱点=切れやすい」と理解すると,反転して右肩をお互いガードするスクロースは「鎖状構造にならない」ということもわかります。
ヘミアセタール構造の詳しい変形や,フルクトースの還元性(エンジオールからみ)は,二次試験レベルが必要な場合は確認しておきましょう。
多糖は,その名の通りたくさんつながっています。二次レベルだと,枝分かれの仕方も確認したい。セルロースは繊維の話題で,ーOHをどう処理するかという話がある。ここは計算問題などでも登場しやすい。
正直この最終ページはおまけです。二次レベル含めても覚えている必要はなく,問題中の誘導などで推測して,グルコースなどとの類似性で解けるような問題がほとんどです。
おまとめpdfはこんな感じです。必要あれば常識的な範囲で利用してください。