耕うん機🚜 家庭菜園で買うべきか
畑仕事の強~い味方、耕うん機🚜
先日、ついに買ってしまいました❗
手押しタイプの、正確にはミニ耕うん機とか管理機とか呼ばれるものです。
ヤンマーの新品で、20万ちょい(定価より値引き)。ガソリン式の6馬力で、耕すだけでなく土を跳ね上げて畝を立てる機能もついています。
赤白黒のカクカク、ツヤツヤした、ちょっとレトロ?なデザイン。昔の「超合金ロボ」みたい🤖と思うのは僕だけか❓
家庭菜園で耕うん機を買うべきか
家庭菜園を始めて17年、耕うん機を買うことは、これまでずっとためらってきました。
ささやかな趣味に、そんな大枚をはたいていいものか❓💸💸 時間と労力はかかっても、鍬で耕せばいいんじゃないか❓
それに僕はこれまで、家庭菜園は比較的安上がりで、うまくいけば「元が取れる」(自給して食費が浮く)趣味だって言ってきたじゃないか。
とはいえ実は、元々やっていた市民農園(30㎡)に加えて、もう1か所地元で50㎡の畑を借り始めた5年前から、隣の畑の方のご厚意で耕うん機をお借りしていました😓
初めて耕うん機を使ったときの感動は忘れられません。50㎡を30分程度で耕してしまう。まさに文明の利器。それに操作が楽しくて、大きなオモチャを与えられたようなワクワク気分😍
今春、長年お世話になった市民農園のほうの利用をやめて、新たに大府市で約300㎡の畑を始めたことで、いよいよ耕うん機が不可欠に。
以前の投稿でも書いていますが、ここはずっと耕作放棄地だった元田んぼを「開墾」したばかり。乾くとカチカチになる粘土質の土で、鍬がまともに入らないという特殊事情もあります😓
春に大急ぎで「開墾」した際は、大府の自然栽培農家「つむぎて農園」の杉山さんから耕うん機をお借りしました。秋の耕うんシーズンを迎えて、ついに自分で購入したのです🎊
僕にとって耕うん機の購入とは、もはや家庭菜園という趣味の領域を超えたことを意味しています。
去年から始めた副業(家庭菜園アドバイザー)や、体験農園を開設したいという将来の夢を見据えた、決意の表れなんであります🔥
耕うん機をどのように選んだか
畑を耕す人の体力や人数、そして土の状態にもよるけれど、僕の実感としては、耕作面積が100㎡を超えたら、ひとりで鍬やショベルを使って耕すには限界があり、耕うん機が必要になるのでは、と思います。
そこで僕の場合は、100㎡以上の広さでも疲れず、固い土でもしっかり耕せるような、ある程度パワーのある耕うん機を買うことにしました。
逆に言えば、その条件を満たさない耕うん機は、安いけれども(新品で数万円とか)あまり買う意味がないなあ、と考えました。
例えば動力でいうと、充電式やガス式(カセットボンベ式)はお手軽だけれどパワー不足なので、ガソリン式(エンジン式)にする。
土を耕すロータリーは、しっかり土に食い込むリアロータリー式の「ナタ爪」にする、など🤔
耕うん機の選び方については、ネット上に多くの記事があって参考にしました。杉山さんらからも色々と助言をいただきました。
詳しくはここでは触れませんが、僕が耕うん機を購入する際に作った比較検討表があるので、もし詳細に興味のある方がおられたらご覧ください😅
耕うん機をミニバンに載せる
とはいえ、パワフルな耕うん機ならデカくて高価なものがいくらでもあるけど、予算にもサイズにも限度があります。
耕うん機を他の畑などへ移動する際には普通、軽トラとかを使うけれど、僕には自家用車のミニバン「ノア」しかない。なので、その後ろへ載せるのに無理がないサイズを選びました。
上記のヤンマー機を買う前、直営の販売店へ行って、ノアに載せられるか試してほしいと頼んだら、店員さんは驚いてたけど、快く了承😊 展示品にわざわざガソリンを入れて作動し、ノアに載せてくれました🥰
おお~余裕で積載😊
店員さんも「耕うん機をミニバンに載せたのは初めて。意外に乗るもんですね~」と笑っていました😆
余談だけど、デザイン的には第2候補でほぼスペックが同じクボタ機のほうが、可愛くて好みでしたが、ノアへの積載を考えて、若干サイズが小さいヤンマー機のほうを選びました。
粘土質の畑を耕うん機で耕すと
そんなこんなで、ついに買った耕うん機。
大府の畑に納品されたのは、実は半月以上も前の8月末でした。9月から始まる秋冬野菜の植えつけに向けて畑を耕すため、その時期にしたんです。
ところがその後、前回の投稿で書いた蒸し暑い「亜熱帯性」の気候が続き🏝、毎日のようにスコールのような通り雨が降って、全然畑の土が乾きません☔☔☔
特に大府の畑の土は、恐ろしく水はけが悪い粘土質で、降雨のない日が数日続かないと、耕うん機を入れられない。それに、仕事のある日は畑に行けないし😢
そろそろダイコンやカブ、ニンジン🥕の種を播きたいし、秋ジャガイモ🥔も植えたいのに、やば~い😰
先週、大府の畑へ行った際、結構土が乾いているように見えたので、新しい耕うん機を使って少し耕してみた。ところが…
土の中はまだ乾いてなかった…。耕うん機を入れたらネチャネチャになって、まるで餅をこねてるみたい。何てひどい土なんや~😭
これをいったんやってしまった箇所は、その後に乾くと…
こうなります😵
粘土が今度はコンクリ状に固まって、再度耕してもカチカチ、ガラガラの瓦礫のようなひどい状態に。あ~やっちまった~😭😭😭
2日後、さらに土が乾いてきたので、上記以外の場所を一気に耕うん。今度はまずまずうまく耕せました~😊
丸一日かけて、何とか数本の畝を立てることができました。ほっ😌💨
そして昨日、文字どおり遅まきながら、ダイコンの種まきとジャガイモの定植をしました。ニンジンなどは間に合わず。
これを書いている今日は、大型の台風14号🌀が襲来中で、家に籠もっています。どうか畑が無事でありますように🙏
畑の土には歴史が刻まれている
ちなみに、既存の地元の畑はどうかというと、土の状態がかなり良くて、雨が降っても、早ければ翌日には耕すことができます。
耕うん機で耕した状態が、下の写真。きめが細かくフカフカの土で、色も黒っぽい。大府の畑とはずいぶん違います😊
ここの土も、5年前に僕が借り始めたときはなかなかの粘土質だったけど、堆肥や野菜くずなどの有機物をずっと入れ続けて、少しずつ良くなってきました。
とはいえ、僕が借りる前には別の方が耕作していたこともあって、今の大府の畑よりはもともと状態が良かったなあ。
日々どんどん埋め立てられ、宅地化されていく日本の農地。
その中には数十年前、いや数百年前から耕され続け、少しずつ改良されてきた土もあるのだろうけど、埋め立ててしまうのは一瞬。あっさりリセット。もう元の農地には戻せません。
耕うん機がなかった時代の先人たちは、いったいどうやって今ある畑の土を作ってきたのだろう。簡素な道具で森を拓き、木の切り株や根、岩などを取り除いて開墾し、土を耕し続けて作物がしっかり栽培できるようになるまで、いったいどれだけの時間と労力が捧げられてきたのだろう。
畑の土には、先人たちの努力の長~い歴史が刻み込まれているんですね🤔
大府の畑で、ネチャネチャ、カチカチの土と耕うん機で格闘しつつ、そんなことに思いを馳せていました。おしまい。
[おまけ] 耕うん機をシェア
せっかくそれなりの値段がする耕うん機を買ったので、耕うん機をお持ちでない他の方々の畑でも、ぜひ活用できればと思っています。
やっぱ、家庭菜園で耕うん機を買うのってためらうけど、あったほうが楽ですもんねー☺️
そこで、僕の副業である「家庭菜園アドバイザー」の訪問サポートのオプションとして、新たに耕うん機サービスを始めたいと考えています。
耕うん機のガソリン代と、運搬の手間賃程度の料金で、気軽にご利用いただけるような形を検討します。乞うご期待~😊
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