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出勤2日目、向いてないかもしれない。

この世界に、自分の適職を完璧に理解している人って、いる?


私は、幼少期から自分が分からないという気持ちを抱えて生きてきた。

何が分からないのか?

まず、やりたいことが分からない。
小学生の頃に習っていた器械体操、ソフトボール、ピアノ、ミュージカル。

親がコーチをしていたから器械体操を始めたし、姉が入っていたチームの人数が足りないからソフトボールを始めることになった。

ピアノも姉の真似をして、ミュージカルも多分そうだった。

唯一自分からやりたいと言った習字は、
「ミナヨは元々字が上手だから通わなくても良いんじゃない?」

と母に言われ、幼心に『私の要求は通らない』と脳にインプットされたように思う。
習字は始めることさえできなかった。


そんな私は今回の就職活動でも軸がブレブレだった。

満員電車が苦手で、体調不良からの体力回復も万全じゃない現状、リモートワークを希望していたはずだった。

しかし、なかなか見つからない。

そもそも、出産後は5〜6年間専業主婦でいて、そのあと3年ほど学食と給食で週2〜3回、4〜5時間の短時間パートをしていたくらいの職歴。

文字にすると全く魅力的でないと、自分でも思う。


就活中のリモートワーク可能の会社、1社目は不採用。
ただただマッチしなかっただけなのに、なんだか私の人格までも否定されているように感じで、正直辛かったし、就活生たちの気持ちが分かった気がした。
1社しか落ちてないのに何を言っているんだと思う人もいると思うが、打たれ弱くストレス耐性が人の数倍低い私は、確実に傷付いた。


リモートワーク未経験、事務未経験、ブランクあり、30オーバー。

それはそれは厳しい条件に感じる。


一度、条件を緩くして、出社アリだけど体力の使わない、自宅から近い仕事にしようと検索条件を切り替えた。

そこで見つけたのが、今の職場だった。
ハローワークで見つけた求人だから、きっと変な会社ではなさそうと思い、応募した。

時給は最低賃金よりも120円ほど高く、パートでも少額のボーナスが出るらしい。

仕事内容は、倉庫内検品&軽作業、それに付随する事務作業が少し。
体力的にも問題なさそうだし、面接を受けた感触も良かった。
働いている人たちも穏やかで、接客業務も無いし人間関係のストレスも本当に少なそう。


そう思って入社を決め、先週までに2度出勤した。
結論、私には向いていないかもしれない。


理由は、単純作業が想像の数十倍暇で、時間が進むのが非常に遅く感じる。
しかも午後3時頃になると、なんだか分からないけれど大声で
「ぅぅううあああああ」
と叫びたくなってくる。(実際はもちろん叫ばずに、ぐっと堪える)

更に、ネジを1000個数えるこの作業が、この先の何に繋がっているのか分かりにくくて仕事をする目的が見出せないのが精神的ストレスだと分析した。


2度出勤しただけで『辞めます』なんて言うやつはロクでもないと思っていたが、そのロクでもないやつに私は今なりかけている。


前に、好きでやっていたハンドメイド作家の仕事は気付いたら食事もすっ飛ばして作業していたし、クリエイティブなことが楽しくて時間があっと言う間だった。

今、詩集を作っている途中で、詩を書き溜めて自ら構成を考え原稿にペン入れをして表紙を考えている時間も、とても楽しい。

このnoteを運営することも楽しいし、いつかは記事をまとめてエッセイ本を出版することも一つの目標だ。


このように私が好きで楽しくてやりたい仕事は山ほどあるが、それがすぐにお金になる事でも無いし、お金になるまでにはきっと時間がかかるし、逆にお金もかかる。


続けていればいつかは実を結ぶかもしれないけれど、それにも確証はない。


もうじき離婚が成立してシングルマザーになるであろう私がのんびり夢を追っていたら、親子で共倒れだろう。

どうにか自分に合った職種で、苦じゃ無い仕事を、私は見つけられるのだろうか。
それが見つかるまでは、とりあえずネジを1000個でも2000個でも数える日々を続けるしかなさそう。

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なよまる(コマツミナヨ)
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