パラレルワールドへ
この世界のパラレルワールド。
周りを見渡せば壊れたレコードみたいにグルグル繰り返されてる。
そのグルグルについ長居しちゃう。
座って見てれば、またグルグル始まっちゃたし、もう一回見てようかな。
なんたって動くこと、違う新しいところに行くのって面倒。
でもね重い腰を上げて、ちょっと違うパラレルへ。
そこで学んだものは全部手放してまた最初から。
そして始まるグルグル。
長居しそうになるけれど手放してパラレル移動。
・・・・・
就職してから振り返れば手に持つ道具、いっぱい変えてきた。
最初は歯石除去のスケーラーと歯ブラシ。
そして高い絵を売るマニュアル本。
そしてアロマオイル。
そしてパソコンキーボードも。
それから、子供たちを通して
家事全般、包丁、雑巾、・・・
そして毎週、長距離運転のハンドルで応援へ。
そして針を手にし
素材は皮から布。
糸も刺繍糸から麻、綿。
そして筆へ。それから指で描いたり。
そして今はまたキーボード。
パラレルへの移動。
過去から未来じゃない。
ポンと移りかえる。
そのパラレル、
詳細に書いてあればいいけれど
なんとなく光輝いてたり
なんとなく幸せそうだったり。
パラレルは待っていてもやってこない。
自ら狙いをつけて
そこいくね!
ていう宣言が必要。
そして移動するときは、持ち物を手放して。
真っ新で。
今日もまた、新しいパラレルへと一歩。
未知の世界に飛び込む勇気を持って、
未来の自分に会いにいく。
どんな道具が手に入るか、
どんな景色が広がっているか、
楽しみながら。
その一歩が、新たなグルグルのはじまり。