「日常から物語を生む」私の創作においてのプロセスと思考
創作、とは日常生活を豊かにし
日常生活が、創作を豊かにします。
はじめに
ありがたいことにフォロワー様も60人を突破することができ、本当に素敵な方々に読んでいただけて、嬉しい限りです。これからも一生懸命頑張りますので、よろしくお願いいたします。
初めましての方も、記事を開いていただき、ありがとうございます。
よろしければ最後までお付き合いください。
さて、今回は、わたしが脚本を書く時に意識していることをお話しします。
自主制作映画においてしかお話できませんが、ぜひ、まだ物語を書いたことがない、でもやってみたい!という方のお力になれればと思います。
自身の日記・印象的な言葉、登場人物の世界観。
創作の流れを共有させてください。
脚本を書くプロセス
日々書き溜めた日記を見返す
はじめに、今まで自分が書き溜めた日記や一言を見返すことをします。
日記には感情がそのまま残っているので、『この瞬間の気持ちを登場人物に語らせたい』と思うことがよくあります。
わたしはその日人と話したこと、もしくはSNSを見ながら、自分が感じたことや考えを書き留めています。
何気ない友人との会話も、財産であると実感します。
実はかれこれ、8年くらい日記を書くことを続けています。
また今度の記事で、日記を続ける方法についてもご紹介しますね。
脚本の軸を決める
これは本当に大切な過程です。軸がなければ、どこに着地して良いのか分からず迷子になってしまいます。
どうやって決めたら良いのか、といいますと
今、一番自分が伝えたいこと
これが大事です。自分を取り巻く環境に対しての怒りであったり、他人への感謝であったり。自身の過去を肯定したい。どんな思いであっても、とにかく強いことが必要です。それが創作の第一歩だとわたしは思います。
軸を決めたら、先ほど見返した日記や、記憶に残っている言葉、自分の中から生まれた印象的な言葉をパズルのように組み合わせて、軸に沿わせていきます。
そうしていくうちに、作品の世界観が生まれていきます。
ここで、その世界観で生きる人間を想像してみましょう。膨らませて、脚色して。そうして主人公と登場人物を作り出しています。
登場人物の深掘り
次の行程で、そうやって生まれた人間たちを深くわたし自身が理解するということをしています。
具体的にいうと、たとえ脚本に出てこなくても、彼らがどんな環境で育ち、どんな価値観を持っているのかを自分の中で固めることで、言葉や行動が自然と生まれます。
好きな音楽は何か、どんな夢を持っていたのか。
一人の人間を理解するように、設定を練ります。
そして、もう一つ大事なことがあります。
ここまで膨らませた登場人物の性格を、一言で言い表すことです。この人は、こんな人だ。と簡単に説明できる形にまとめてみてください。
具体例としては、『何事にも正義を重んじるが、時に独りよがりになる人』というような具合です。
ぐっと物語が作りやすく、同時に観客に理解されやすくなります。
登場人物が会話をしながら物語が進んでいく中で、主人公に言葉が劇的に響く瞬間を意識しています。
それが物語の転機と直接結びつくからです。
わたしはここまで来ると、登場人物が自然と動き出してくれます。私が物語を導くのではなく、彼らに何か、気づかせられている気さえします。
ト書きを書く
ト書きを書く行程に入ります。同時におこなうこともありますが、わたしは会話を先に書いて、自分の中のイメージと枠組みが固まってから、ト書きを書きます。ロケーションであったり、空気感、環境音であったり。たとえば、『雨の音が響く』や『うるさいほどの蝉の音』のようなディテールは映像にとって大切な要素になってきます。
最後に
最後になりましたが、わたしは、創作はどれだけ自分が現実世界を一生懸命生きているか、が顕著に現れるものだと思います。
たくさんアンテナを張り、その上で感じたことを必ず残しておくことが、創作において必要不可欠なものです。
わたしもこの記事を自戒として、これからも物事への敏感さを忘れず、それを記録することも怠りたくありません。
創作だけでなく、生きる姿勢として、わたしはこの生き方が大好きです。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
今回の記事はここまでです。
コメントで、あなたの好きな映画の登場人物を教えていただければ嬉しいです!勉強させてください。
あなたの気づきのきっかけになることができれば幸いです。
では、また!