施主の夢を実現する3ステップ
written by 病院建築note
夢を実現するために重要なんじゃないかな?と気づいたことがあったので書きます。
先ずは夢に制限を設けず、そのままビジュアル化することが大切なんじゃないか、ということです。
ゼネコンの仕事では建物単体だけではなく、建物周辺の街づくりまで考えることもあります。
かなり抽象度の高い話なので、議論がとっても難しいのです。どっちが良いのか、なぜそう考えるのか?
私はこういう議論がとっても苦手なことに気づきました。苦笑
こういうときに建築学科出身の方は考えをサラッとイラストにしてくれるので凄いです。これまでの職場ではビジュアルでアウトプットしてもらったことがなかったのですが、非常に有効ですし、カッコいいです。
私は全く絵心がないのですが、最近は隠れてイラストの練習をしてます。笑
このような仕事をする中で、夢や構想を実現するには「この順番は大事だな」と思ったことがありました。これは施主だけではなく、個人の夢の実現にも当てはまると思います。
■これまでの夢を実現の流れ
①施主の制約条件を整理する
例:実現可能性、過去の実績、予算、日影とか
②目標を数値化する(ビジュアルでなはく数字)
③絵を描く
これまで営業をしていた自分からすると目標=数字でした。
仕事だけでなく、個人的な目標を設定するときも「個人資産〇〇万円以上」とか「税引き前CF〇〇円以上」といった風に目標設定していました。
数字が客観的で一目瞭然だと思ってたのです。先ず数字で設定した方が夢に近づけると思っていました。
でも最近は、先ずは目標をビジュアル化することが有効だと思ってます。
イラストで描くとインパクトがあって、無意識に頭の中にインストールされる感じがあります。何より楽しいです。
数値化も大事なのですが、どうしても現実的に考えてしまいます。それに数値化することって、それ自体はあまり楽しいことではありません。
絵が下手でも自分で描いてみることをするとすごく刺激になると気づきました。私も下手なりに夢をイラストにしてみましたが、書けば描くほど、楽しくなってきます。数字から設定するより、イラストにした方がずっとはかどります。
夢をイラストにして楽しむ⇒楽しみながら数字にブレークダウンすることで夢の実現に対して進んでいくエネルギーになります。
なので夢を実現する3ステップは次のように考えています。
■夢実現の流れ
①施主の夢を聞かせてもらう。できる、できない関係なく希望を全部聞く。
例:都心でも緑豊かにしたいのだ。でも交通利便性高くしたいのだ。〇〇社の施設みたいにしたいのだ。等
良いとこどりでも構わない。
②夢をイラストにする。ビジュアル化する。
⇒ここが重要。ビジュアル化すると達成意欲が一気に上がる!!
③夢を実現する仕様を考える。
夢を描いてから、数字にブレークダウンする。
こうすることで施主との夢がどんどん具体的になって前に進んでいきます。
たとえそのまま100%達成できなくても、夢には着実に近づきます。
■夢には制約条件を設けなくて良い
これまで自分は夢や目標を設定する際に、自ら制約条件を作っていることに気がつきました。
もちろん絵に描いた餅で終わったら、意味がありませんが、現実的なことだけ考えても目標達成する意欲は湧いてきません。制限を設けず夢を描いても良いのではないでしょうか。
例えば10個夢があるとして、そのうち1つでも達成できれば良いのではないでしょうか。残り9個も100%失敗したわけではないですし、得るものを沢山あって人生が楽しくなる気がします。
国宝になるような木彫りの仏像はどうやって作られるか知っていますか?
数十個の仏像を同時並行で作成して、一番上手くてきた仏像を残すそうです。
ありのままの夢を描いて、そのうち1つでも達成できれば良い。
そう思えば、制限を設けない夢をたくさん描いて実現していけると思います。
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