江國香織さんの『とるにたらないものもの』を読みました。
こんばんは、moikoです。
どうしたら面白く、読みやすいエッセイが書けるのでしょうか?
エッセイは著名人が書くから面白いのだよ、と言われたことがあります。著名人の考えがのぞけるから。無名の人が書いてもねぇ…なんて。
本当にそうなのでしょうか?
色々な方のnoteを読んでいて、すごく面白いと思うnoteばかりだし、タメにもなるし…。
最近、江國香織さんの『とるにたらないものもの』を読みました。忘れてしまって申し訳ないのだけど、どなたかのnoteで紹介されていた本です。
ところで、 最近の読書感想文のルールで、『あらすじは書かないこと』というのがあるそうですね。あらすじをまとめて枚数をかせぐことができない小学生、ちょっと気の毒に思います。あらすじをまとめることだって、りっぱな能力だと思うんだけどなぁ。もし先生が知らない本の感想文だったら、きっと先生はあらすじだけまとめたサイトを見るんじゃないかと思うのですが…。
話がそれてしまいましたが、『とるにたらないものもの』は江國香織さんが日常の「とるにたらない」ものやことについて書かれているエッセイです。1つが短いので読みやすかったです。
江國さんらしい雰囲気のエッセイだなぁと思いました。どこか現実のものではないような、よその国のことのような、ちょっとふんわりした感じというか…。
そんな本の中の一文に、はっとさせられました。
これがテーマのエッセイではなく、たった一文だけ放り込まれたように書かれていたのでドキッとしました。突然骨太なことを差し出されたようで…。
確かに、そうかもしれない。生きることは汗水たらして、山も谷も越えて日々続けていくこと。
生きることが労働だとしたら、その報酬は何なのでしょうか?
それは多分、「とるにたらない」日々の喜びなのかもしれないなと思いました。
ああ、読書感想文って本当に難しいですね。小学生の時に、よく毎年原稿のマスを埋められたものです。