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三歩進んで二歩さがる。それでいいの?って話

 しあわせは 歩いてこない
 だから歩いて ゆくんだね
 一日一歩 三日で三歩
 三歩進んで 二歩さがる
 (「三百六十五歩のマーチ」作詞:星野哲郎、作曲:米山正夫)

この歌をリアルタイムで聴いたことがある人は、そろそろこの世界で半世紀くらい生きている人でしょう。
そして、半世紀くらい生きてきたからこそ、気づいているかもしれません。
「三歩進んで 二歩さがる」
人生って、そんなことの繰り返し。


「三歩進んで二歩さがる」のがデフォルトなのか

いえいえ、ちょっと待ってください。
3歩+2歩=5歩の労力をかけているのに、実際には1歩しか進んでないじゃないですか。
あとの4歩分の労力はどこへ……?

人生なんてトライ&エラーの繰り返しなんだから、そんなもんでしょって気もしなくはないですが、でもエラーは学びではあるけれども後退ではないですよね。
むしろ、やってみて学習したわけですから、前進しています。

私たちは基本的には人生を前に進ませることを望んでいるはずです。自らの意思で後ろに下がっている人はいないでしょう。
でも、人生には往々にしてそういうことが起こります。
「現状維持は退化」という言葉もあるくらいですから、今にしがみついているだけで後退しているとも言えます。

でも、できることならば、3歩進んで1歩さがるくらいにとどめたい。
そうすれば、3歩+1歩=4歩の労力で、結果的には2歩前進しています。5歩の労力で1歩の前進よりはずっとましです。
なんなら、3歩進んで1歩も後退しなければ、3歩の労力で3歩進める!
……ん? それって当たり前では……?

人はなぜ、後退するのか

人は期せずして、望まないのに、知らないうちに、後退しています。
無駄に労力を使っています。
それはなぜか。

実は理由は簡単です。

「自分のことがわかっていないから」

自分のことを自分でちゃんと理解していないから、知らないうちにそんなことになっちゃってます。
自分がどこからどこへ向かっているかわかっていないから、いつの間にか、もと来た道を戻っています。
そしてたいていは、また同じようなことを繰り返しやるはめになります。
人生の課題をクリアしないと次のステージに行けない、というあれですね。

ああ、これっていたし方ないのでしょうか。人生って、無駄に労力をかけて、重い荷物を背負って坂道を上っていかなければならないのでしょうか。

自分を知る方法

いいえ。

これも答えは簡単です。
「自分を知ればいい」だけです。

でも、ここで再び疑問が。
「自分を知るって、どうやればいいの?」
「そもそも、“自分”ってなあに?」

自分は何でできているのか。
こちらのYouTubeを観ればわかります。

人間は「思考、心、体」の3つで構成されています。
そして、たいていの人は、そのどれかに偏っています。
現代人は「思考過多」の人が多いと言われています。

いずれにしても、「偏っている」ことに問題があります。

自分が偏っているということに自分で気づいていないから、あらぬ方向へ向かっているのがわからないのです。
偏ったまままっすぐ進んでいると思い込んでいるので、気がついたら「ここはどこ? 私は誰?」みたいな状態になっています。
そしてまたやり直すわけですが、偏った状態のままやり直したところで……。

もうおわかりですね。
「自分を知る」ことの第1歩は、「自分がどう偏っているのかを知る」ことなんです。
その偏りがあるから、方向を見失い、無駄に前進と後退を繰り返して、自分の居場所がわからなくなるわけです。

Visionセミナーのご案内

「その偏りを知り、正すためのワーク」を教えてくれるのがVisionセミナーです。
「自分の偏りを知る」ための第1歩、基礎編の単発セミナーが来る8月10日にオンラインで開催されます。
(通常のVisionセミナーは3カ月コースです)

自分の偏りを知り、それを正すこと。
思考、心、体がバランスよく使えるようになること。
エネルギーを無駄に浪費しなくなり、3歩の労力で3歩進めるようになること。
そうなったときに初めて、私たちは「自分の本当の望みを知る」準備ができます。

無意識に、無駄に後退するのは、もうやめませんか。

「最高の自分を生きるために、自分を知ること」
その第1歩を、労力を無駄にしない意識的な第1歩を、踏み出してみてはいかが?


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