それは突然やって来た❗ 8 KAGURA 2020年12月3日 05:33 私が初めて心を患ったのを認識したのは今から12年程前の冬でした。当時私はタクシー会社でドライバーとして働いていました。勤務形態は夜勤専門で夕方から翌朝までずっと車に乗りっつぱなしです。仕事自体は特にキツいとかオックウとかは感じていませんでした。むしろお客さんを乗せていないときは一人で気楽にできるなあと思いながら日々働いていました。体調の異変に気付いたのは年の瀬迫る12月に入ってすぐでした。夜勤専門でしたので当然日中は寝ています。昼夜逆転の生活です。ある日仕事が終わり帰宅するとなかなか寝付けずそのまま夕方へ、「まあいいか。」と思いながら仕事に行きました。1日だけなら気にもしなかったのですが、その後3日間全く寝れずでも身体は疲れた感じもなく…さすがに私もこれは変だと思い出勤前にかかりつけの病院へ行き診てもらうことにしました。自分の症状を伝えるといくつかの質問をされされました。私は素直に答えその後待合室で待っていました。再び診察室に呼ばれました。私は先生に「私は何かの病気なんでしょうか?」と訪ねると1通の紹介状を渡され「これを持って詳しく診てもらってきてください。」と言われました。その紹介状は精神科病院への紹介状でした。私は「えっ!なんの病気なんですか?」と再度尋ねました。この時点で既に私の心臓はバクバクと激しく鼓動し、頭の中も何かがグルグルと回っているのを感じ取れました。「もしかしたら鬱病かもしれません。これを持っていって詳しく診てもらってきてください。」さあビックリです!私はてっきり不眠症かなんかと思っていましたので完全に想定外の答えです。「鬱病って何?、もしかして俺は壊れたのか?」色んな事が頭の中を駆けめぐりました。慌ててはいけないと思い通院後すぐに会社の上司に電話しました。上司は「しばらく身体を休めなさい。」と言ってくれました。会社に連絡してホッとしたのか、理由もなく涙が溢れて来ました。自分は今まで元気・楽勝なテンションで日々やってきてまさかのまさかです。それ以降は毎日自分の背中にもう一人自分が乗っかっている感じの日々が始まりました。後日紹介状を持って紹介された精神科に行き診察を受けました。病名は双極性障害(躁鬱病)と診断されました。先生に入院をすすめられましたがまだ状況を把握していない自分は(え!俺は入院しなければいけないほど悪いのか?)「しばらくは通院させてください」と頼みました。この時から「一人になりたい」「誰も私に構わないでくれ」とゆう気持ちが強く出てくるようになりました。私にとって唯一救いだったのは、”引きこもり”にならなかったことです。元来アウトドア派の私は家でゲームとかに全く興味がなくドライブや魚釣りジョギングなど外遊びが好きだったのでしばらくは「休職で自分の時間が増えたからなかなかできなかった事を色々やってみよう」と考えるようになりました。せっかくのチャンス有効に使おう、きっと神様がきっとそうしろと言っているんだと自分に言い聞かせている自分がいました。しかし、実際はそう上手くはいかなかったのです。 ダウンロード copy いいなと思ったら応援しよう! チップで応援する #日記 #発達障害 #双極性障害 #大人の発達障害 #今を生きる #躁鬱病 #大人のADHD #夜勤あるある 8