商業出版ってどんなサービス?ーー魅力を引き出し広めるための出版
こんにちは!339PLANNINGのライターの「ゆー」です。
合同会社339PLANNINGの出版事業である339BOOKSについて、代表の今野正輝さん=通称こんちゃんにインタビューするシリーズ、7回目です。
――こんちゃん、こんにちは!
連載も今回で第7回になります。前回と前々回で「自費出版支援ってどんなサービス?」「企業出版ってどんなサービス?」ということをお聞きしましたよね。
そうですね。339BOOKSが提供しているサービス「商業出版」「企業出版」「自費出版支援」の3つのうち、その2つを説明させてもらいました。
――今回は3つ目のサービス「商業出版」についてお聞きしたいです!
はい!じゃあ今回はそちらについてお話しさせていただきますね。
この「商業出版」というサービスなんですが、今まで説明してきた「自費出版支援」「企業出版」とは大きく違う特徴があって…。
――どんな特徴ですか?
それは「本の企画発案者は誰なのか?」というところなんです。
――本の企画発案者…というと?
本を作る時って「こういう本を作ろう」って企画する人がいますよね?それが企画発案者です。
「自費出版支援」であれば、企画発案者は著者本人です。著者の方が自ら「こんな本を出したいんです!」って出版社に原稿を持ち込むわけなので。
――確かに自費出版だと、企画発案者は著者自身になりますね。
そして「企業出版」も、会社や団体などが自ら企画します。こちらも「自費出版」同様、企画発案者は著者自身なんですね。
だから「自費出版支援」も「企業出版」も、すでに企画や原稿がある状態からスタートするんです。
――著者自身が出版社に原稿を持ち込んで企画発案をされるんですね。
そうなんです。だから339BOOKSはその要望にお応えするべく、著者の方からいただいた原稿を本にするお手伝いをしています。
でも今回お話しさせていただく「商業出版」は、企画発案者が著者じゃないんですよ。
――企画発案者が著者じゃない?じゃあ誰が企画発案者なんですか?
「商業出版」の企画発案者は339BOOKSです。
といっても339BOOKSは僕一人でやってる出版社なんで、自ずと僕が企画発案者ってことになるんですけど。
――「商業出版」はこんちゃんが企画発案者?じゃあこんちゃんがどんな本を作るか企画するということですか?
はい、僕がします。
僕が企画を立てて、著者になってもらいたい人に「こんな本を作ってみませんか?」ってお声がけするという形ですね。
339BOOKSで現在出ている2冊の本は、まさにこの「商業出版」で出した本なんです。
■おしごとカメラ手帖
■こそだてカメラ手帖
※”Rome.photograph(ロメ.フォトグラフ)”のカメラマンのmisatoさんが、カメラが苦手な人に向けて書いた2冊
――この2冊は著者のmisatoさんじゃなくて、こんちゃんが企画した本なんですね。
そうなんです。僕が「misatoさんのカメラ本があったらいいのにな~」って企画を思いついて、misatoさんに出版を持ちかけたんです。こういった形で出版するのが「商業出版」。
だから、
「商業出版」=339BOOKSが企画発案者
「自費出版支援」「企業出版」=著者自身が企画発案者
という違いがありますね。
――なるほど。3つのサービスの中でも企画発案者が誰なのかによって、アプローチが大分違ってきそうですね。
違いますね~。
「自費出版支援」「企業出版」は339BOOKSが著者からアプローチされるのに対して、「商業出版」は339BOOKSが著者にアプローチするって感じです。
あとは出版費用についても明確な違いがありますね。
――出版費用も?どんな違いですか?
「自費出版支援」「企業出版」は著者の方から制作費をいただいて本を制作していきます。
それに対して「商業出版」の出版費用は出版社…つまり339BOOKSが負担するんですね。339BOOKSに入る利益は出版後の売り上げ次第で決まります。
そしてどれだけ売上が上がるかは、正直出版してみないとわかりません。もちろん「これは売れる!」と思って出版しますが、そこは未知数なところがあるので。
――えっ!そうなんですか?それって結構、博打な気がするんですが…。
まあどんな事業も博打だったりしますよね(笑)そこはリスクも考えつつ腹をくくらないといけないところかなーと。
ただ従来だと、出版って大きなリスクを背負わないといけなかったんですが、AmazonのKDPというシステムを使って出版すれば、リスクを限りなく減らせるんですよ。
――AmazonのKDPについては以前お話しいただきましたよね。
そうですね。これは本当に画期的なシステムだと思います。
そしてこの「商業出版」は、著者の方が自分でも気付いてない素敵な部分を本にして沢山の人に広めていけるという特徴があります。
なぜなら「自費出版支援」「企業出版」の場合は著者目線の本になりますが、「商業出版」は339BOOKS=僕という客観的な視点が入ることで、著者の方の魅力を見つけて引き出して、より伝わりやすくアレンジしていくからです。
著者の方の魅力や強みが本によって広まっていくのを見ると、楽しいしワクワクするんですよね。
――確かに「おしごとカメラ手帖」も「こそだてカメラ手帖」も、こんちゃんからお話を聞くと楽しそうだなって伝わってきます。人の魅力を見つけたり引き出したりってことが元々好きだったんですか?
言われてみたらそうですね。
元々、人の良いところを見つけたりスポットライトを当てたりってことが好きなんですよね。
僕、昔からど真ん中に立つタイプじゃなくて。学生時代も副部長とか副学級委員とかのポジションだったんです。
バンドをやってた時も、ボーカルじゃなくてギターを弾いてて。そのうちバンドの運営とかプロデュースとか、裏方業の方が楽しくなってきて。なんならギター弾いてるより楽しいっていう(笑)
――こんちゃん、バンドをされてたんですね!自分が目立つよりも、プロデュースの方が好きだったんですか?
自分が真ん中に立つんじゃなくて、メンバーがそれぞれ輝けるように、曲の構成考えて、アレンジして、スタジオ押さえて、録音して…そうやってプロデュースする方が楽しかったんです。
――学生時代からこんちゃんは企画する人だったんですね。なんだか「商業出版」のお仕事に通ずるものがあるような気がします。
あー、確かにそうかも!根っからの「企画屋さん」なのかもしれないですね。
だから「商業出版」というサービスも、売上が未知数であっても楽しんでやってるんだと思います。
素敵な人の良い部分を見つけて、スポットライトを当てて、アレンジして、プロデュースする。昔からやってたことが今にも繋がってますね。
――じゃあ「商業出版」は、こんちゃんの好きなこと、得意なことがお仕事になった形ですね。
自然とそうなってるかもしれないですね。僕の会社の339PLANNINGでやっている事業はすべて、プロデュースとブランディングのお手伝いだと思うので。
――こんちゃんの会社「339PLANNING」のサイトにも、「想いをカタチに」ってありますもんね。
(※こんちゃんの会社「339PLANNING」のサイトより)
そうですね。
339PLANNINGが提供しているどのサービスも、根っこの部分は全部同じですね。
339BOOKSでは出版事業をやってますけど、これってあくまで手段なだけというか…。本当の目的は、その人の魅力や強みを沢山の人に広めること。出版はその目的のための手段なんですよね。
――なるほど。今日は「商業出版」の話から、思いがけずこんちゃんのパーソナルな部分について聞かせてもらえた気がします。
一人でやっている会社だから、やっぱり僕のパーソナルな部分が事業に大きく影響してるんでしょうね。
僕の経験や強みを活かして、素敵な人の魅力や強みを沢山の人に広めることができたらなって思いながら事業をしています。
――素敵な事業ですね!出版によってスポットライトが当たって輝く人が増えるといいですよね。
はい!実は今も「商業出版」のプロジェクトがいくつか動いてるんですよ。
――そうなんですね。次の出版も楽しみにしています!
ありがとうございます。
339BOOKSは「自費出版支援」「企業出版」「商業出版」と様々なサービスを展開しているので、気になる方はお問い合わせいただけたらと思います。
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