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うつ克服のきっかけは?元うつ病サラリーマン・たにぐちさんを徹底調査

こんにちは。ライターのおだやです。

ものかきキャンプ(以下、ものキャン)インタビュー第2弾。今回は、ものキャンのライター・たにぐちさんにお話を伺いました。たにぐちさんがこれまでの経験から得たというメンタルを保つ大事な要素をお伝えします。

  • 会社以外に居場所のない方

  • 趣味や楽しみがない方

  • たにぐちさんのことが気になる方

このような方の参考になれば幸いです!

※ものかきキャンプとは……
まよまよ先生(野口真代先生)の電子書籍出版に特化したライティングスクール。未経験からでも、最短3か月でライターとして活躍するための力を身につけられます(詳細は末尾URLへ)。


2022年8月のある日。
電子書籍の出版をもくろむ私は、その題材について話を伺える方を探していました。しかし、どうにも見つからない。そんな状況が何週間か続いたのです。

「だめもとで、ものキャンの全体チャットに声をかけてみよう」

私は藁をもすがる思いでものキャンの全体チャットに助けを求めました。そんなとき、10分たたずに声をかけてくださったのがたにぐちさんだったのです。

たにぐちさんは常日頃からとても行動が早い方です。なおかつ、誰にでも分け隔てなく声をかけるやさしさを兼ね備えた「圧倒的GIVER」
今回のインタビューは、たにぐちさんのそんな優しさで思いがけず実現しました。

本当にありがとうございます……。

とてもやさしく明るい印象のあるたにぐちさん。しかし、たにぐちさんにはうつ病になり、死まで考えたという壮絶な過去がありました。今回は、そんなたにぐちさんの過去に迫りつつ、そのなかで獲得したメンタルを保つ秘訣を2つお伝えします。

たにぐちさんってどんな人?

たにぐちさんは現在「 うつ病克服サラリーマン 」として活動されています。
自身がうつ病になった経験をもとに、Twitterやnoteなどで情報発信をしているほか、最近ではAbemaPrimeの「もし親がうつになったら?中高年の精神疾患を考える」特集にも当事者として出演。幅広くご活躍されています。

ここからは具体的に、たにぐちさんの過去から現在に迫りたいと思います!

中学時のいじめがきっかけで気遣いやさんに

お話上手で明るい印象のたにぐちさんですが、本来はそういうタイプではありませんでした。

本が大好きで、熱中すると周りが見えなくなる性分。たにぐちさんは、もともと本好きの素朴な少年だったそうです。それが変わりはじめたのは、中学時代のいじめがきっかけ。それを期に他人優先の傾向が強まり、無理に明るくふるまうようになったそう。それ以来、人間関係は好転したものの、気疲れすることも増えていったといいます。

バリバリの営業マンが一転、うつ状態に

「会社に迷惑をかけないように」「家族を守らなくては」
このような思いから、たにぐちさんはバリバリの営業マンとして成績を残していきます。しかし、やはり人を気づかってしまう性質上、周囲に頼ることがとても難しかったそう。
たにぐちさんがキャパオーバーになったのは、上司がやる範囲の仕事まで任されるようになったころ。眠れなくなることが増え、今まででは考えられないようなミスをすることが多くなりました。上司からの執拗なパワハラが始まったのもこのころだったそうです。

「わけがわからず『自分はもうだめになってしまったんだ』と思いました」

ついには、キッチンで横たわり一点を見つめたまま話せない状態に

相当大変な状況ですね……。しかし、こんな状態になるまで、自分がうつ病だなんて思いもしなかったのだそう。

たにぐちさんを支えた2つのもの

この経験はたにぐちさんの価値観を一変させました。
たにぐちさんがこの絶望的な状況から抜け出すのを助けたのは、ある2つの出来事だったそうです。

Twitterでのキャンプ仲間との出会い

ある日、毎日うつ状態で過ごすたにぐちさんを見かねた友人がTwitterをすすめてくれたそう。
なんとなく始めたTwitterでしたが、始めてリプライがついたときには涙が止まらなかったと話します。

「いま思うとすごく些細なことですよね。でも、ずっと『存在してはいけない』と思っていた自分にとってこれは相当うれしかったんです」

Twitterで得たのは、キャンプ仲間との出会い
社畜時代は仕事にすべての力を注ぎこんでいたたにぐちさんは、趣味であったキャンプからも遠ざかってしまっていました。

「Twitterではきちんと意見を言えて、しっかりと立っている『理想の自分』でいれた。不思議と、理想を演じることで気持ちが上向きに引っ張られていった」

ファンが増え、みんなも理想の人を求めているんだと知った

かくしてTwitterの魅力にのめりこんだたにぐちさん。同時に、ツイ廃への大きな一歩もふみだしたとか……。それでも、このときは純粋に楽しかったと当時を振り返ります。

知識をつけることでマインドを強固に

たにぐちさんにとってTwitterは生活の中心となっていきました。フォロワーが増えるとともにアンチも増えましたが、おおむね楽しく過ごしていたといいます。

しかし、そのうち人間関係のトラブルに巻き込まれ、ひどい誹謗中傷の言葉を浴びることに。この出来事があり、たにぐちさんは衝動的にすべてのアカウントを削除してしまいます。
このときのたにぐちさんは、いわゆる「 ボトムギバー 」になってしまっていました。

ボトムギバーとは……
世の中には奪う人(テイカー)、与える人(ギバー)、臨機応変な人(マッチャ―)がいると言われています。与えるべき人に与え成功するギバーは「 トップギバー 」、奪う人ばかりに与え奪われ続けるギバーを「 ボトムギバー 」と呼ぶそう。

この経験は、本格的に心理学やマーケティングを学ぶきっかけになったと話します。

朝4時に起きて勉強!

「そのときまで、なんでうつの症状が緩和したのかわからずにいた。けれど、知識をしっかりと身に着けることでうつになる仕組みや、自分の置かれていた立場、会社の環境などを俯瞰で見れる余裕ができた。自分にはたくさんのファンがいたのに、アンチの方ばかりをみてしまっていたことにも気づいた」

まとめ

壮絶な経験をしてきたたにぐちさん。自身の経験から教えてくれたのは、メンタルを保つうえで大事な2つの要素です。

  • 仕事以外に夢中になれる居場所をもつこと

  • うつやメンタルについて正しい知識をもつこと

たにぐちさんはこの経験を二度と誰かにしてほしくないし、やさしい人が報われる社会になってほしいという思いで発信をしています。そして、より多くの人に届ける文章力を身につけるためにものキャンの受講を開始しました。

メンタルヘルスの知識は浸透してきているとはいえ、まだまだ根づいていない部分も多いように感じます。私自身、心にゆとりを持つ方法として忘れずにいたい視点です……!

必要とする人に、たにぐちさんの経験や言葉が届くことを切に願っています!

おまけ 今日からできるメンタル回復方法

とはいえ、居場所を見つけることも知識を身に着けることも一朝一夕でできることではありません。最後に、今日からでもできるメンタル回復方法についてたにぐちさんにお聞きしました。

「 紙に全部書きだして、ねる!朝に見返すとまったく視点が変わっているのでびっくりします。紙に書きだすのは本当におすすめ!」

ペンと紙さえあれば、今日からでもできますね!

私のように夜もやもやして眠れなくなってしまう人は、一緒に実践してみませんか(#^^#)?

たにぐちさん、今回は本当にありがとうございました!!

「うつ病とキャンプの関係」についてのたにぐちさんの記事はこちら↓↓↓

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