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難しく書きすぎて伝わって来ない
歴史は為政者側の記述が多くあるいは美化されて継承されるので、「実際の歴史はそんなに美談ばかりではない。そういう史実から何を学びますか」というのが本書のテーマのようです。
お札のモデルでもある野口英世も、偉大なる功績を残すまでにはなかなかな歩みのようです。
この本には書かれていませんが、たしか勝海舟の私生活もなかなかだったような。
いわゆる今どきの言葉で言えば「ダメ人間」っぷり満載な性格。
でも、そういう経緯を経ても最終的には偉大な功績を残しました。
「人間らしい」わけです。
ただ、本書に限っての感想としては、
「も少しシンプルに書けばおもしろいのに」が率直な思いです。
マニアには喜んでもらえるのかもしれないけれども「ちょっと興味がある」程度の私にはスッと頭に入って来ない文章の書き方です。少なくともタイトルにある「入門」にはそぐわない文体かと思います。
この方、作家生活40年を迎えたそうで、テレビメディアやユーチューブ等ではかなりの人気のようですが。
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