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魂の退社(稲垣えみ子)

アフロの女性でいろいろなメディアに出ている等、最近は各所によく頻出している方だと思いますが、そのお方が長年所属していた会社を退職する際に感じた事を綴った1冊です。

主題は、
◯仕事との向き合い方
◯お金との向き合い方
 つまりは「生活との向き合い方」と言えるかと思います

著者はひとり暮らしなので、「冷蔵庫がいらない」という著者の生活までを家族持ちの私がマネをするのはちょっと難しいかもしれませんが、「なんでこんなもの買っていたんだろう」「なんでこんなものが家にあるんだろう」と感じる事は私の周りにも多々あり(そんなものばかりです)、同感できる事がたくさんありました。

そして著者は、日本がいかに、「会社員」という枠組みに絡められているのかを指摘しています。

「その4」では、あるエピソードが綴られた後、

たちまち社会人とはみなされなくなったのだ。そして「不審者」というカテゴリーに分類されたのである。

「その5」の最後には、

その先に、会社社会ではなく人間社会が現れるのだと思う。

とありました。「その」が何を指すかは、ここでは控えます。

「その3」では、

お金の問題は、実は本質的な問題ではないのではないかと思えてきたのです。肝心なのは、それまでの自分の常識をどのくらいひっくり返すことができるかではないか。そしてそれは、決して惨めなことでも辛いことでもないんじゃないか………

98ページ

「常識」とは何か、考え直してはどうか、という提案。



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東の京の田舎市民
至ってごく普通のサラリーマンのつもりですが少し変わった体験もしています。

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