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負けてもうれしい変な競技?②
前回は、学生時代に草野球チームに誘われたものの、守備の面ではボールコントロールが悪くてどうしようもない、ということを書きました。
バッティングのバイブル
そんな感じで守備のほうはどうしようもないので、打つほうを少しでも向上させたいと、バッティングもやりました。
毎日大学内の図書館でバッティングの本を穴が開くほど読みました。
この本を読むと、世の中でよく言われている教えと全然違う内容に驚きました。
バッティングでは「ボールをよく見て打て」と一般的に言われます。
しかし、新聞でプロ野球選手のバッティングの瞬間写真を見ると、ボールを見ていないのです。
「言っていることとやっていることが違うけど、なぜ」、この答えが、この本には書いてありました。
なおかつ、この本では日本人のバッティングと大リーガーとの違いを詳細に解説していました。日本の野球は、科学的見地からはまったく合理的ではない、と言うことを訴えている一冊です。
「さっそく実践だ」と、原付バイクに乗って20分ほど離れたバッティングセンターに通いました。
で、自分の武器となるもの(身体能力)が全然見当たらない私は、「右でも左でも打てるようにしてやる」と、今考えれば無謀な挑戦をしました。左はまったく未経験、だったら本に書いてあるままイチからやってみよう、と考えたのです(右打ちのほうはほぼ我流)
バッティングセンターでは左打ち対応の機械はあまり多くないですが、交代交代でやることで他の人の見学もできたり、ほどほどの休憩を挟みながら練習もできたと思います。
気分はヤクルトのジャック・ハウエルあるいは日ハムのウィンタース(両者とはほど遠い体格です)
結果が出ればいいのですが、自分はそんなに器用ではありません。全然ダメダメ、右でも左でも一緒(ヒットゼロ)で、「俺っていったい何の役に立っているんだろう」と思っていました。試合が終わった後の食事会も、活躍する人間は盛り上がれる要素がありますが、無理にそれに付き合わなければいけない自分が情けない。今振り返れば、そんなものに付き合わずサッサと帰宅すれば良かったのですが、一人だけ帰宅すれば「あいつは付き合い悪いヤツだ」と思われるのも怖かった(今振り返ればそんなことどうでもよかったのですが)
ある日同僚から、
「左だけでやってみたら。そっちのほうが良さそうだけど」
と言われ、「どうせどっちで立っても0割バッターなのだから、左投げのピッチャー相手でも左打席に立ってみよう」と考えることにしました。
続きは次稿にて。
最後までお読みくださいましてありがとうございました。
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